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2025.03.03

ライフ

「レッドウィング」日本支社 代表が語る、創設120周年の今改めて伝えたい魅力

レッドウィング・ジャパン株式会社 代表取締役社長 小林由生

レッドウィング・ジャパン株式会社 代表取締役社長 小林由生


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オーシャンズ世代ではお馴染みのブーツブランド、レッドウィングの日本支社の代表である小林由生さん。

今年、誕生から120年を迎え、ますます進化を遂げる老舗。そんなブランドを牽引する小林社長のFUN-TIMEとは。

「レッドウィングは挑戦者の可能性を広げてくれる存在」

「びっくりしました。それも私が社長に就任してすぐですよ(笑)」。

2020年に米国本社がサイバーテロに遭い、管理していたブーツの仕様データがすべて消失し、製品の生産がストップした。当時のことに触れると、屈託のない笑顔をたたえながら小林由生社長は振り返る。
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「まず代表という立場で何をすべきかを考えました。その際、売り上げの拡大など会社全体に関すること以前に、自分自身の成長を目標に掲げました。

それは私をサポートしてくれる社員も同じで、自分らしく働くには自分の強みを活かし、それぞれがそういう状況をつくることで、会社として良い結果につながると考えたのです。おかげさまで、コロナ禍前を上回る業績を挙げることができました」。

つかの間のFUN-TIMEは、植物に触れること。

「ベランダでハーブやバジル、ミントを育てています。水をあげたりしながらコーヒーを飲む時間が楽しくて。花や新芽を発見するとテンションが上がります(笑)」。

小林さんにとってのFUN-TIME

小林さんにとってのFUN-TIME


至福のひとときではあるが、仕事につながる大事な時間でもあるそう。

「自然界と人間社会は、似たような部分があるなって感じます。例えば同じベランダで育てるということでも、植物を置く場所を変えるだけで弱っていたものが元気になる。

人間も同じで、実力を発揮できなくてもその人がダメなわけではなく、環境を変えれば生き生きする可能性がありますから」。

オーシャンズ読者にとってレッドウィングといえば90年代、アメカジがまだコアなファッションジャンルだった頃の代名詞。

その人気は社会現象となったが、小林社長は熱狂的なブームはおろか、当時レッドウィングというブランド自体知らなかったという。

「世代的にはドンピシャでしたが、入社したときは全然ピンとこなくて。男性社員が、異様なこだわりを持って履いているのが不思議で(笑)」。
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