Tシャツ7万8100円、ジャケット、パンツともに参考商品/すべてザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン 03-4400-2656)、スニーカー7150円/ヴァンズ(ヴァンズ ジャパン 0120-994-250)、アクセサリーは本人私物
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すべての写真を見る対談のテーマはオーシャンズが提案する「ラグジュアリー」。
高価なものや贅沢をする行為ではなく、きわめて精神的な満足や身近な尊いもの、行為、時間などについて。
業界の最前線にいるふたりの男が考えるラグジュアリーとはどんなものだろう?
木村拓哉 × スタイリスト 野口 強 対談「本当のラグジュアリーとは?」
——まず、おふたりのプライベートや関係性についてお聞きします。早速ですが、まずはおふたりの出会いから教えてください。木村 初めて会ったのは30年以上前ですね。
野口 35年くらいかな。若い頃はとにかく自分にちょっかいをかけてきました。すぐふざけて物を投げてきたりしましたね。
木村 いやいや、先に投げたのはそっちだから(笑)。
——逆に、木村さんは野口さんにどんな印象を抱かれましたか?木村 何だろう……これは“メンズあるある”だと思いますが、特に僕らの世代の男性って、単にかっこいいだけの人に対して、それほど魅力を感じなかった。その点、強くんは格好いいだけじゃなくて……怖かった(笑)。
野口 ちょっと人聞きが悪いな!
木村 「かっこいい」の斜め後ろぐらいに「怖い」がしっかりと見えていました。だからこそ魅力的に見えたのだと思います。
——野口さんは実際、意識して怖さを出していたんですか?野口 出すわけないですよ(笑)。出会ったのが互いに共通の知り合いがいる遊び場で、その延長で仲良くなったというのが正直なところ。そこから一緒に仕事をさせていただくようになりました。
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