[SDGs]「今こそ向き合うとき。海に行って現状を知り、できることを考えてほしい」

ダウンシャツ14万800円、ベルト5万600円/ともにビズビム(F.I.L. オモテサンドウ 03-5778-3259)、パンツ9万9000円/ビズビム 03-5468-5424、古着のタンクトップ4400円/ホワイトサークル white_circle_01、ネックレス16万5000円、右手のリング4万1800円/ともにゴローズ 03-3404-8079、ソックス2640円/ノンネイティブ(ノンネイティブ ショップ 03-5990-4720)、スニーカー1万4300円/コンバース オールスター エイジドOX フォー RHC(RHC ロンハーマン 0120-008-752)、バングルは本人私物
「個人的には、これまで海に対して無茶なことをしてきたしっぺ返しが、既に始まっていると感じています」。
近年取り沙汰されている海洋汚染問題について聞くと、表情を曇らせながら、率直な思いを口にした。サーフィンや釣りなど、プライベートでは海に触れることが多い木村にとっては他人事ではないのだ。
「特に最近は、海で遊ばせてもらっているときに違和感を覚えます。例えば釣れる魚ひとつとっても、これまでと種類が変わってきました。本来であればいるはずのない南国の魚が東京湾で釣れたり。目を疑います」。
まずは海へ行って現状を把握することが大事だが、行動に移すことも簡単なことではない。
「普段からアンテナを立てなきゃいけないとは思っていますが、海を身近に感じる環境で生活をしていないとなかなか難しい。自分は幸運にも、こうしてインタビューという機会があったから、今海についてお話をさせていただくことができています。
海を愛しているすべての人たちは、海にとってマイナスになるようなことは絶対にしません。なぜかというと、海に対して敬意を払っているから。
このリスペクトの思いは、空気に触れて、波の音を聴いて、海水を肌で感じるなど、海に触れているときに感じるものだと思います。
だからぜひ一度、実際に足を運んでいただきたいです。そこで気付くことがたくさんあると思いますから。
何より、一人ひとりの行動が海洋環境をより良いほうへ導いていってくれると信じています」。
木村拓哉●1972年、東京都生まれ。91年SMAPのメンバーとしてメジャーデビュー。長年にわたり日本のエンタテインメント業界を牽引し、現在はYouTubeチャンネルやInstagramでもプライベートを公開する。
OCEANS 4月「これが“本当のラグジュアリー”」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!