Tシャツ7万8100円、ジャケット、パンツともに参考商品/すべてザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン 03-4400-2656)、スニーカー7150円/ヴァンズ(ヴァンズ ジャパン 0120-994-250)、アクセサリーは本人私物
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すべての写真を見る木村拓哉が語る5つのラグジュアリー観。
ストーリー&ファミリーに続き、ここでは「クラフツマンシップ溢れるモノ作り」について。
そしてプライベートでは海に触れることが多い木村にとっては他人事ではない「サステナブルな目線」について伺った。
[Craftsmanship]「作り手の思いが詰まったモノは、身に着けるたびに愛情が増す」
長年愛用し続けているものに、クラフツマンシップを感じるものが多いという。
「20代の頃に購入したヴィンテージデニムやゴローズのアクセサリーは、これから先もずっと愛用させていただくと思います」。
年代の見分け方など、ヴィンテージデニムを筆頭に、木村は好きなものへの造詣が深い。そのことに言及すると「詳しいわけではないです(笑)」と、破顔してこう言う。
「まず現実として、多少の知識を蓄えるくらいの年月は生きていますから。
あとはやっぱり、それこそ強くん(スタイリスト野口強)もそうですが、そういうものが好きな人たちが自分の周りにたくさんいて、教わることが多かったこと、そしてアイテムについて知れば知るほど愛着も湧いていきました」。
そして、「アイテムを通じて周囲の人との関係性を感じることを大切にしていますね」と続ける。
「例えば今日の撮影もそう。スタイリストの強くんは、長年にわたって自分の着るものを用意してくれている方で、サイズはもちろん、気持ち的な部分でもどこかリラックスさせてくれるような衣装を準備してくれました。
今日はアメカジが主体でしたが、それは自分の好みに寄せていただいています。それは自分とスタイリストさんの関係性があるから成り立つということ。
あとは、知人がブランドを手掛けていたり、デザイナーとして関わっている服も、ある意味贅沢なモノ。そういう服に袖を通したり、また自分が所有しているという事実が、仲間と自分をつないでくれるような気がします。
直接的なスキンシップではないですが、作り手の思いが込められているぶん、どこかタッチしている感覚があると思わせてくれます。だから、ほかのアイテムよりはサヨナラがしづらいです」。
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