クラシック調をモノトーンやツートンでまとめるのが最近のトレンド
そんな具合にスポーツカーが目立った今年のTASですが、まだまだSUVは元気でした。特にカラーリングには最近のトレンドが色濃く反映されているように思えます。分かりやすいのが、このモノトーンのランクル250です。
ランドクルーザー250 ZX JAOS style/JAOS。セオリー通りのランクル250のカスタマイズです。パーツはボディに穴を開ける事無く装着出来るのもポイントが高い部分。ちなみにJAOSが展示したパーツの多くがトヨタ系ディーラーで手に入ります。
ひと昔前までは樹脂製オーバーフェンダーが付いているとイマイチ目立つから、わざわざボディと同色に塗装したものですが、今はあえてボディとは別の色にするのが人気です。またオプションの丸目ライトを選択することで、今のクラシック人気をしっかり反映しています。
ボディとオーバーフェンダーの塗り分けと、クラシック調で言えば、このゲレンデもそうです。
これ、単にゲレンデをクラシック調にしたように見えるでしょうが、実はとんでもなく手間がかかってるんです。本来、フロントにはインタークーラー(ターボチャージャーで圧縮された空気を冷却する装置)が収まっているのですが、このプロフェッショナル仕様のバンパーを収めるために、インタークーラーをボディ下に移動させています。
MMND-Ver.I AMG G63Ver./ ULTIMATE MOTORCARS。W463型の前期型(1990年〜2018年)メルセデス・ベンツG63がW460世代(1979年〜1990年)のクラシックスタイルにカスタマイズされています
ホイールもめちゃくちゃ凝ってます。G63のブレーキキャリパーってデカいんですよ。だから普通にホイールを変えちゃうと、当たって入らないんです。ところがこのホイールはしっかりG63ビッグキャリパーを収めてます。
見た目は古くても中身は現代の車だから快適。そのために手間もお金もかけているゲレンデです。こういうカスタムスタイルが、今後は更に流行るんじゃないかなと思います。
昔は一色でまとめたがったものですが、今はモノトーンやツートーンが人気です。
3/3