
暖かさに乗じて動き回りたいのは山々だが、時おりのぞかせる冬の名残が出鼻をくじく。初春はやはり、軽く羽織れる一着があれば心強い。そこで、街の声を拾っていった先にたどり着いたのが「ベスト」である。
体の芯から温められ、袖なしにより重ね着のもたつきは皆無。腕の可動域だって確保できる。しかも、着こなしのいい薬味となりえる素質まであるとなれば、もはや試さない手はない。
【写真10点】「春アウターはダウンベストが使いやすい!」の詳細を写真でチェック① オーソドックスな組み合わせにベストで変化をつける

ダウン=ベストフロストライン シャツ=ユーエスポロアッスン デニム=フリークス ストア シューズ=アディダス 帽子=不明 眼鏡=ゾフ 腕時計=アップル
▶︎竹林さんのスナップをすべて見る竹林 卓さん(39歳)チェックシャツにデニム。それだけでもう着こなしとしては成立する。ただ、よく知る組み合わせだけに、右に倣えなスタイルに陥りがちなのが悩ましい。
そこで、ダウンベストの出番だ。竹林さんが選んだのは決して派手さはないが効果的な役割を果たせる1着。テラス系スニーカー同様、アクティブマインドを邪魔せず、とはいえ大人っぽさもほんのりと。スポーティな黒が、大人としての体裁を保ちつつ、隣を歩く我が子の無邪気さにもしっかりと応える。

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