「FRベースのロングノーズSUVだけあって、びよーんと伸びやかな印象。事実、全長は4990mm、そしてホイールベースは3120mmと長く、唯一無二のスタイルに」。6人乗り仕様の2列目席には前席と同様にセパレートシートが備わり、さらにウォークスルータイプも用意。ショーファードリブンのような造形には驚きです、と安東さん。
外観はどうです?
「ボディサイズが絶妙ですね。日本の道路事情に適した、まさにジャストニッポン。全長4990mmとほぼ5m、全幅は1890mm。欧州SUV勢と比べてもロングノーズが際立ちます」。
そういえばリアドアがとても長く見えますよね?
「よく気付きました!この後部ドアを見てください。長さに加えて、ほぼ90度開閉するから乗り降りしやすい。
それに開放感溢れるグラスルーフで室内はどこに座っても広々。しかも3列シートの収納さえ、ワンアクションでシートが自動でたたまれるのは便利ですよ」。
「後席に座る人の頭上まで広がる大開口のグラスサンルーフ。これによって乗員全員が開放感を味わえます。しかもサンルーフ前方部分は、電動でチルトアップ&アウタースライドが可能。非常に使い勝手がいいんです。ちなみに車内が広く見える明るい内装色は僕の好みド真ん中。このホワイトレザーは高級感があって、雰囲気抜群です」。
荷室も広いですね。
「3列使っても荷物がちゃんと載るのが素晴らしい。使い勝手の良さは、さすがマツダ。かゆいところに手が届く」。
「最近、シートヒーターとベンチレーターを装備している車がとても増えましたね。でも、CX-80のように後席まで標準装備しているのはなかなか珍しい。おまけにドリンクホルダーとUSB-Cポートまで全座席分あることにも驚きました」。どの席でも変わらない快適性と居心地の良さにマツダの良心を感じたと安東さん。
後席の快適装備までも、かなり充実(進化)していますよね?
「はい、驚きますよ。上級仕様とはいえシートヒーターとベンチレーターが2列目にも標準装備!おまけにドリンクホルダーとUSB-Cポートまでも全座席分ありますからね。
たとえ高級輸入車でも、このフル装備は見たことがない。もう称賛に値しますよ」。
それはすごいですね。
「快適性で乗員に差をつけない。マツダの配慮に心を打たれました」。
安東さん、ずいぶんベタ褒めじゃないですか今日は。『とろろ昆布』発言のフォローですか。もしや……徳島で何かありました?
「おかしな勘繰りはやめてください。何もないですよ(笑)。忖度なしですから私は。さぁ、試乗へ行きますよ」。
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