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運転席に着座した際のペダル位置やステアリングのフィット感はマツダらしいと安東さん。「見ても、運転しても楽しい! サイズより小さく感じるのは“いい車”の証しです」。

運転席に着座した際のペダル位置やステアリングのフィット感はマツダらしいと安東さん。「見ても、運転しても楽しい!サイズより小さく感じるのは“いい車”の証しです」。


……で、安東さん乗り味は?

「ディーゼルと比べてもPHEVは圧倒的に静粛性が高い。ただ、ブレーキ回生システムの協調が少し不安定ですね。しかし、重箱の隅をつつくようなものなので、気にならない人が多いはず。

そしてタイヤサイズは、輸入車SUVと比べてかなり細めです。そのぶんハンドリングが軽快で、CX-60で指摘された足回りの硬さも随分と滑らかになってますね」。

安東さんノってきましたね。
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「車と対話しておりました(笑)。遮音性はかなり頑張ってます。操舵のフィーリングやペダル配置もマツダらしい操作性。こういう部分にもこだわりを感じます」。



ただし、PHEVバッテリー電力量が17.8kWhは少ないですね。

「私の愛車のひとつ、BMW X5のPHEVで29.5kWh、メルセデスのPHEVは31.2kWh。なので他社(輸入車)のPHEVに比べるとこのCX-80は容量が小さい。

CX-80のEV航続距離は67km。しかし、エンジン併用で総航続距離1000kmを超えるかどうか?ぜひ試してみたいのです」。

このまま徳島行きは勘弁してください(笑)。やはりCX-80、完成度が高いわけですか。

「日本市場向けの調整がうまい。動力は今回試乗したPHEVに加えて、マイルドハイブリッドディーゼル、ディーゼルの3種類を。ディーゼルに限り駆動方式はFRとAWDが選べるのはありがたい」。



ズバリ、車両価格712万2500円はどう思われますか?

「日本車にしては高い印象ですが、この内容なら決してコスパは悪くない。家族向けや長距離ドライブに最適なSUVといえるでしょうね」。

満足度が高い1台だと。

「はい。デザイン、走行性能、快適性、ユーティリティ、どれを取ってもハイレベル。買って損はないと思いますよ」。

安東さんお墨付きですね!

「はい、忖度なしです」。
フリーアナウンサー 安東弘樹●1967年、神奈川県生まれ。愛車遍歴48台(半分以上はMT車!)を誇る生粋のカーガイで、ドライブはただひたすら車を運転していたい派。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。現在はBMW X5 PHEV、電気自動車プジョー e-208などを所有する。

動画はコチラ!

佐藤 裕=写真 カストロ利樹(c3ec-creations)=編集・文

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