連載「 HIPHOP Hooray feat.SGD」とは......2024年話題になった、ケンドリック・ラマーVSドレイクのラップによる争い=「ビーフ」。HIPHOPの文化のひとつだが、そのルーツを紐解くと奴隷制に端を発するという。
HIPHOP翻訳・解説のショットガンダンディさんが、その歴史を解説する!
案内人はこの方!
ショットガンダンディ(ShotGunDandy)●HIPHOP翻訳家。幼少期から沖縄で育ったマルチリンガルのアメリカ人。HIPHOPの深い知識を活かして楽曲の和訳やスラング、メッセージやリリックの意味などをYouTubeなどで解説し話題を呼んでいる。ビートサンプラーバトル「King of Flip 2023」ではベスト4入り。Instagram:@shotgundandy X:@ShotGunDandymk3
皆さんいかがお過ごしでしょうか? ShotGunDandy参上です。
2024年に起きた HIPHOP史上最大級の「ビーフ」にてドレイクに勝ったケンドリック・ラマーだが、その圧勝ぶりは先日行われたグラミー賞にて5冠を達成した『Not Like Us』を見ればわかるはず。
対するドレイクは自身も所属する大手レーベル「ユニバーサル・ミュージック・グループ」を名誉棄損で訴えるほど切羽詰まっているので、その差は歴然である。
この「ビーフ」という単語。そもそもどこから始まっているのか? 今回は意外と知られていないルーツを紐解いていこう。
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