③ ぶつかり合う個性のギャップがハイライトに

ジャケット=シーピーカンパニー スウェット=コムデギャルソン パンツ、帽子、ストール=すべて古着 シューズ=アディダス 腕時計=スウォッチ リング=ティファニー
▶︎春山さんのスナップをすべて見る春山浩晃さん(48歳)イタリア発の機能的フィールドジャケットを羽織り、古着のスラックスをはく。足元を飾るのは、往年のカルチャースターも愛したアディダスの名機だ。
言うなればバラバラ。ただし、そこに生まれるギャップもストリートの魅力だろう。そして一点一点、自分が納得して身に付けられるものを選ぶ。そんな審美眼を持つことは、大人の条件だとも思う。


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大きな風呂敷を広げたからには、一応畳んでおこう。大人ストリートの本懐は、着用者のマインドにある。個性を尊び、好きを主張し、自分自身を楽しむ。つまりは自由。正解がひとつじゃないからこそ、大人ストリートは面白いのである。