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2025.01.13

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シャン族の油そば、ナマズのスープetc. 軍事政権下ミャンマーのローカルグルメ6選

ミャンマー南部、古都バゴーにある仏教寺院シュエモードー・パゴダ。

ミャンマー南部、古都バゴーにある仏教寺院シュエモードー・パゴダ。

「B級グルメジャーニー」とは……

この数年、ミャンマー旅行をした、という人は多くはないだろう。不安定な政治が続く中、ノリで行くには気が引ける。だが旅行自体は可能なのである。

今回はローカルなグルメを追い求めて世界を放浪するB級グルメさんが、ミャンマーを旅したときの様子と現地グルメをご紹介。
案内人はこの方!
異世界B級グルメ●世界各地のB級グルメやローカルグルメを探している旅人。これまで40カ国、200以上の地域を巡り、自身のYouTubeチャンネル「異世界B級グルメ」で各地の様子やグルメについて紹介している。特技は水泳と迷わない方向感覚。趣味は各国の紙幣とコイン集め。

異世界B級グルメ●世界各地のB級グルメやローカルグルメを探している旅人。これまで40カ国、200以上の地域を巡り、自身のYouTubeチャンネル「異世界B級グルメ」で各地の様子やグルメについて紹介している。特技は水泳と迷わない方向感覚。趣味は各国の紙幣とコイン集め。

現在のミャンマーを旅するなら気をつけたいこと

ミャンマーは、圧倒的な多数派であるビルマ族を含む主要8の民族と、細分化された135ほどの少数民族が存在する多民族国家。この情報だけでもミャンマーに数多くのグルメがあると想像できると思います。

しかし、2021年に軍事政権がクーデターを起こしてからは自由に各地へ観光に出かけることはとても難しい状況に。そんな物騒な雰囲気とは裏腹に、市民の多くは敬虔な仏教徒で、観光地も仏教遺跡や寺院が多いです。

僕が行ける範囲でグルメ旅をしたのは2023年。当時の様子と絶品のご飯を紹介します。
 
旅行者の多くはヤンゴン国際空港に降り立つでしょう。現在の首都はネピドーですが、旧都市であるヤンゴンは人口が多く、お店も多いのでグルメ探しにピッタリです。基本的にヤンゴンを起点としてそれぞれの観光地に向かうのが良いでしょう。

ちなみにこの記事はあくまで個人の体験談として、軍事政権下のミャンマーの現状報告として見て頂ければと思います。

滞在先のホテルでは、スタッフから以下のような旅の注意点を教えてもらいました。
① (地域ごとに変わるが)夜10時以降〜明け方までは外出禁止令が発令されており、見つかったら勾留される可能性がある。
 
② 軍事政権支持者が日常に紛れており批判する発言などを密告される場合がある。
 
③ 旅行者は列車が使えない(長距離バスは使える)。
 
④ 少数民族が住む山岳部や戦闘地域は入れない。
日本でミャンマー旅を計画していた段階ではこれらの情報が手に入らず、現地で知ることになります。ほかにもパスポートは常に携帯して職務質問に備えたり、軍が所有する建物や軍人にカメラを向けると削除を求められたり、最悪の場合はカメラを没収されたりするので注意が必要です。

右上に少し映るのが高等裁判所。建物の前には鉄柵やバリケードが置かれ、物々しさを感じる。

建物の前には鉄柵やバリケードが置かれ、物々しさを感じる。



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