「群雄割拠! ダウン&アウター最前線」とは…… 暖かいのは当たり前。そのうえで、どう個性を演出できるか。そんな視点でダウンを選ぶ際には、きっとモンクレールの名前が上位に浮かぶ。
今季は持ち前の上質さに磨きがかかり、バリエーションだって豊富。なかでもスタイリスト松平さんのお眼鏡にかなったのは、こちらの4着だ。
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【写真20点】「モンクレールの最新ダウンをスタイリストが試着レビュー」の詳細を写真でチェック 案内人はこの人 松平浩市⚫︎スタイリスト菊池陽之介さん師事。ストリート要素をミックスしたキレイめスタイリングに定評がある。OCEANSの愛されキャラとして本誌・Webで活躍中。
4役こなすブランドの新アイコン的存在
① ヴェローネ
「ヴェローネ」41万1400円/モンクレール ジャパン 0120-977-747
基本DATA
カラー:エレクトリックブルー、ホワイト、ブラウン、ブラック、ロイヤルブルー、サンドベージュの6色展開
サイズ:1〜5※松平さんは3を着用
オーシャンズらしい、キレイなブルーカラーを纏うのは、ブランドのアーカイブを紐解く「モンクレール リアイコン」の第3弾。具体的には’80年代のジャケットをモチーフとし、ロゴを潜ませたショルダーの切り替えで往年の華やかさを印象付ける。
ボディのツヤは適度に抑えられ、どちらかと言えばナチュラルな表情。かたやブラウンの裏地はポリッシュに表現することで、視覚的な重みを軽減した。青と茶の美しいコントラストは、まさしくヨーロッパ的色彩感覚の賜物といえよう。
「実はこれ、リバーシブルです。さらに、袖が着脱できてダウンベストにもなる。つまりは、4役兼任する優れモノなんです。コーディネイトの幅を広げてくれるのはもちろん、その日の気温によって使い分けできるという点でもモダンなアイテムだと思います」(松平さん)。
ダウンがしっかり詰まっているにも関わらず、シュッとしたシルエットもモンクレールならでは。「メタルジップや革パッチなど、細部にもクラス感がある。今頼りになる、ラグジュアリーダウンのお手本的存在」と松平さんを唸らせた。
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