旅番組は「アルトラ」一択!?
平 さあどんどん行きましょう。次はこちら。はい、アントニーさんどうぞ。
アントニー え、え? 今回はずっと「何?」ですよ。
小島 アルトラね。
アントニー 普通に「アルトラね。」って言ってますけど、え?
平・小島 アルトラ。
アントニー ちょっと待ってください。僕が無知なの? ディアドラじゃなくて?
平 違います(笑)。スニーカー界隈の連中はみんな知ってますよ。
アントニー 本当に皆さん(スタッフに向かって)知ってます? ……全員首を傾げていますけど(笑)。
平 アメリカのブランドです。これも創業者はランナーなんですよね。トレラン用シューズです。僕が持っているのが「ティンプ 5 ゴアテックス」。アントニーさんが持っているのが「オリンパス 6」。「ティンプ」も「オリンパス」もアルトラの定番で、その最新モデルです。「オリンパス」のほうがより幅広で、100km以上のロング・トレイルランニングシューズ用。
アントニー もうちょっと早く知ってたら、やす子におすすめしてたなあ。個人的には黒×オレンジがツボですね。色がいい。ジャイアンツファンにもぜひ。
平 (笑)。甲のDリングとヒールのベルクロは、ゲーター(履き口から水や砂利の侵入を防ぐためのカバー)を取り付けるときに使います。そんなふうに超本格派のトレランシューズなんですが、価格はどちらも2万6000円くらい(「ティンプ 5 ゴアテックス」が2万6400円、「オリンパス 6」が2万5300円)。そこまで高くないので、おすすめです。
と、こんな感じの5足。なんだか駆け足で紹介したなあ。
アントニー 前回の予告通り、ひそかに僕が巻きを入れてますから。
小島 今回は知らないブランドがいろいろと出ましたね。
平 そう。このアルトラなんて街履きにもいいですし、普段からトレランしようと思ったら、走れますから。
アントニー ひとついいですか。「普段からトレランしよう」って思わないですから。
平 ですね。ただ僕、普段ジョギングやウォーキングはしてるんですよ。
小島 アルトラで?
平 いやサロモンやアシックスや、ジョーニンブルで。
小島 サロモンかい。
アントニー 収録やロケでよく思うのは、カメラマンさんや音響さんといったスタッフの方が履いているスニーカーが、いちばん実用的なんじゃないかって。とにかく動き回らなくちゃいけないから。
スタッフさんのほとんどがホカを履いている時期がありました。「これじゃないと僕らの仕事無理なんで」みたいな。ノーマルとかアルトラは、そういう体力勝負のお仕事にもいいのかなと。
テレビ東京のバス旅の番組(『水バラ』)に呼ばれたことがあるんですけど、あれ、途中で20kmとか歩いたりするんですよ。ガチなんです。途中誰も見ていないところで、ひとりで悪口言ってました。
平 オロチの顔が出ちゃってますよ(笑)。
アントニー はい(笑)。『水バラ』みたいな旅番組に出るときは、このアルトラかな。太川(陽介)さんもどんなシューズがいいのか、いつも探してるって言ってましたね。
平 ホカもオンもいいスニーカーですが、人によって合う合わないは絶対ありますから、こういう他のブランドも試してほしいですね。
小島 アントニーさん、全3回の収録ありがとうございました。いかがでしたか?
アントニー 本当に楽しかったです。スニーカーについて腰を据えて話せる番組が、少なくなっている気がするので。アウトドア系、トレラン系は新たな発見がありました。僕の普段のファッションにも合いそうだし、いいですね。ぜひまた呼んでください。
小島 ぜひぜひ。次回もまたきっと、平さんが知られていないブランドを持ってきてくれるでしょう。
平 ですね。こんな感じでスニーカーハンター、第9回も無事終了です。ありがとうございました。皆さんにも、いいスニーカーとの出会いがありますように!
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