OCEANS

SHARE

おすすめしない中古物件は? 耐震は強化すればいい

僕もボロボロな物件を買っていますが、購入前に気をつけているのは、雨漏りがないか、シロアリがいないか、金額が高すぎないか、というポイントです。



自分でリフォームすることが前提なので、シロアリがいると駆除するのが大変だし、結果的にコストもかかってしまいます。雨漏りも屋根の部分から修理すると大変ですから。

なるべくコストをかけずに格好よくリフォームできることが大事。空き家の1軒目はリフォーム費用200万ほどで済んでますし、この家のフローリングに使った資材も全部タダでもらってるんですよ。
advertisement



ただ、日本は災害も多いので、古い家だと耐震が気になる人も多いと思います。そこはさすがに対処しないといけないので、梁の強度を上げるようにしてます。リビングの梁も新たにX字に追加してインテリアとしても映えるように工夫しています。



購入前には屋根裏のスペースなどをざっくりと確認しますが、実際にどう直すかは解体したあとに骨組みを確認してから決めていきますね。デザインも色々リサーチして「こんなふうにしたい」とは考えるけれど、最終的にどうするかは解体作業を進めながら決めていきます。その家で過ごせば過ごすほど、リノベのアイデアがでてくるんですよ。


高い金を払わずとも空き家を素敵な家に蘇らせるアントンさん。次回は気になる空き家購入とリノベの費用に触れる。

アントンさんの中野ハウス、ルームツアーはこちら!

佐藤ゆたか=写真 池田裕美=取材・文

SHARE