クロムツってどんな魚!?
目が大きくてかわいらしいクロムツ。
まずは、中深海で釣れるクロムツについて紹介します。
クロムツの美味しい季節は、晩秋から春と言われています。この時季は特に脂が乗り、中でも1月~4月頃は産卵期をひかえているため、その卵巣はムツゴと呼ばれて重宝されています。
「ムツ」とは、むつっこい=脂乗りが良いという意味で名付けられたそうです。
クロムツとは反対のアカムツという名前も聞いたことありませんか? アカムツとは、ノドグロのこと。こちらも高級魚として有名ですね。
クロムツの釣り方
クロムツの釣り方は、大きく分けて、2つ方法があります。
① 鉛のルアーを使う「ジギング」
ジギングを使って釣れたクロムツ。
ジギングは250〜400gの重いものを使い、針は吸い込みやすいように長くて細いアシストフックを選びます。
しっかりジグを動かすために硬めの竿と、深海でも糸が伸びにくい低伸性のPEライン1〜1.5号を600m巻いたベイトリールを使います。
写真のセットを使う。
船の上でシャカシャカ必死に竿を動かしても、300mも離れた海の中ではほとんどジグは動いていません。
大きくゆっくり竿をしゃくり上げて、糸にテンションを張ったままゆっくりフォールさせていく「テンションフォール」が基本的な誘い方になります。
魚がジグを食ったら、フォールさせている糸がピタっと止まったり、一瞬フワッと持ち上がったりするアタリがでます。
そうしたら思いっきりフッキングするのではなく、一度竿を下げてジグの重みで針が口に掛かるイメージをしてから、持ち上げるようにゆっくり掛けます。
ピクピクと魚の重みを感じながら、300m巻き上げてくるワクワクタイム♡
ブリやマダイのように強烈なヒキはありませんが、このアタリを取ることが、この釣りの醍醐味だと思います。
釣り仲間と一緒に、クロムツを釣って大喜び。
② 針をたくさん使う「エサ釣り」
「エサ釣り」の仕掛け。
もう一つの釣り方は、針をたくさん使う「エサ釣り」です。
中深海専用仕掛けの5本針に、サバの切り身を付け800gのオモリで底まで落とします。
糸は4~5号のPEライン、こちらは電動リールを使うことをおススメします。
エサ釣りに使用した電動リール。
底に着いたらゆっくり巻き上げて、魚が食ったらビクビクと竿先にアタリが出るので、それからさらにゆっくり巻いていき、追い食いを狙います。
さらに魚がついたらアタリも大きくなり重たくなっていきます。
ある程度巻き上げたらそのまま海面まで電動リールで回収。そのときに3匹、4匹と連掛けできていたらめちゃくちゃうれしい‼︎
一気に大漁です♡
相方のにっしゃんとともに大漁!
ジギングとエサ釣り、どちらも楽しみ方が違います。友達と行ったら交代で竿を持ち替えて両方の釣り方を楽しんでみるのもいいですね!
3/4