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既に一度、関東のオフロードコースで三菱 トライトンの試乗体験をしている安東さん。走り出した瞬間、思わず 「良いクルマだな」 とひとりで呟いてしまったほど。その好印象ぶりは変わらず。

既に一度、関東のオフロードコースで三菱 トライトンの試乗体験をしている安東さん。走り出した瞬間、思わず「良い車だな」とひとりで呟いてしまったほど。その好印象ぶりは変わらず。


インテリアはどうですか?

「内装もきっちり作りこまれています。例えばパワーシートスイッチの先端部が触りやすいように加工されている。ただし、どうしても言わせてください!助手席も電動シートにして欲しかった」。

さすがクルマスターの着眼。三菱さんぜひ、お願いします!

「優れた悪路走破性を謳うだけあって、運転席にもアシストグリップが備わるし、サングラスホルダーの内張りがフェルト素材で保護されているのにも驚かされます。
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芸が細かいというか、本当の意味でユーザーの使い勝手に配慮しているなと。加えて長距離移動もできるリアシートの角度も絶妙です」。

立体的な作りですよね。

乗り降りしやすいステップボード。後席のシートが立体的に作られていて、背もたれにも余裕が。「背もたれが90度みたいなピックアップトラックが多いなか、ちゃんと椅子に座って疲れない角度になっていますね。もう少し角度は寝ていてもいいかなと思いますけど。『長距離には耐えられない』っていうことはないはずです」。

乗り降りしやすいステップボード。後席のシートが立体的に作られていて、背もたれにも余裕が。「背もたれが90度みたいなピックアップトラックが多いなか、ちゃんと椅子に座って疲れない角度になっていますね。もう少し角度は寝ていてもいいかなと思いますけど。『長距離には耐えられない』っていうことはないはずです」。


「大抵この手の車の場合、リアシートの背もたれは90度近いものが多い。しかし、トライトンは“疲れない角度”なのです」。

なるほど。では、走ってみた感想を教えてください。

「見晴らしが良くて運転しやすい。エンジン音は小さくないけれど、僕はこれ、キライじゃない」。

キライじゃない②出ました!
3/3


「最近のハイブリット車に慣れている方だと『振動すごっ!』と感じるかもしれません。でもこういう武骨な車には、これぐらいがいい塩梅。サイドブレーキも今どき希少な“ザ・手動!”という感じで逆に信頼できますし」。

ところで今、かなりボコボコな道を走りましたが、あまり揺れなかったですね!

センターコンソールにある4WDモードのダイヤルとドライブモードスイッチ。4WDモードは4つあり、ダイヤル式セレクターで切り替え可能。「急勾配のオフロード試乗会では、デフロックを切り替えずとも優れた悪路走破性を体験できた」 と安東さん。加えて、ノーマル、エコ、グラベル、スノーなど7通りのドライブモードを備える。

センターコンソールにある4WDモードのダイヤルとドライブモードスイッチ。4WDモードは4つあり、ダイヤル式セレクターで切り替え可能。「急勾配のオフロード試乗会では、デフロックを切り替えずとも優れた悪路走破性を体験できた」と安東さん。加えて、ノーマル、エコ、グラベル、スノーなど7通りのドライブモードを備える。


「揺れなかったわけではないですが、オンロードにおける乗り味は常に滑らかなんですよね」。
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確かに。もっと荒い乗り味かと思っていました。

「見た目と違ってそういったニュアンスは皆無。これは忖度なんかではなくて、三菱は本当にすごい車を造ったと思いますよ。

トライトンは、格好良くて超本格的なオフローダーであると同時に、普段の街の買い物にも使えてしまう。きっちり造られた車って、大きかったとしても、実はほとんど不便を感じないものです」。



この存在感、都心のコンクリートジャングルにも映えますね。

「実際に目立っていますからね。僕はこの車で砂浜を走れる千里浜に行きたい。走ったあとも海水だけざっと取る感じに洗車して。そんな扱い方もキライじゃない!」。

もう大好きじゃないですか。

「はい。そういうラフな使い方が似合う、乗っているだけで冒険気分にさせてくれる。本当にいいですよ、トライトンは」。


OCEANS1月号「ときめきの買い物250」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック

佐藤 ゆたか=写真 カストロ利樹(c3ec-creations)=編集・文

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