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「501以外をはきたい」大人たちへの妙案となる560

ジャケット=@@ スウェット=@@ デニム=リーバイス スカーフ=@@ シューズ=@@

ジャケット=ユーゲン スウェット=古着 デニム=リーバイス スカーフ=ユーゲン シューズ=ティド


モノとしての良さを消さずに、だが品は良く。同時に遊びや余裕も感じさせたい。年相応の着こなしにはこのバランス感が大事だが、匙加減が難しい。そんなとき、560はいい調整役になる。

「550も560も仕事着っぽさやリーバイスらしさは感じられますが、程よくテーパードがかっていて野暮ったく見えません。なのでジャケットともウマが合う。まあ、ゆとりのある560の方が、体型がルーズになってきた大人にとってはありがたいですよね。リラックスしながらキレイにはけますから」。



そして、スウェットシャツの上からブラックのフォーマル調のジャケットを羽織り、デニム×フォーマルのミックススタイルを表現。異なる要素を組み合わせることで生まれる違和感や気付きを楽しむ、宮本さんの普段通りの着こなしである。
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「アメトラを意識するならここに濃紺のデニムというのが常道かもしれませんが、あえて粗野っぽい560を合わせました。シルエットがキレイな分、そこまで違和感はなく、むしろいいギャップになっていると思います」。

首元から覗くチーフもワンポイントに。

首元から覗くチーフもワンポイントに。


足元は白ソックスとオペラシューズでキレイめな印象。

足元は白ソックスとオペラシューズでキレイめな印象。


30年以上前に作られたモデルでも、未だ色褪せることはない。そこにリーバイスの底力が垣間見える。501は押しも押されもせぬ大定番。でも違うモデルもはいてみたい。そんな想いに応える1本として、560という選択肢は大いにアリだ。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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