② 日本では珍しい湖南省のガチ中華
池袋湘聚湖南菜館の「火焔魚頭」
ヒリヒリ度(唐辛子) ★★★☆☆
スパイシー度(香辛料)★☆☆☆☆
痺れ度(山椒) ☆☆☆☆☆
続いて紹介するのは池袋西口から徒歩2分、劇場通りの池袋郵便局前にある「池袋湘聚湖南菜館(ショウジュコナンサイカン)」。ゴージャスな雰囲気の店構えが特徴です。
湘聚湖南菜館に足を運んだら、ぜひ「火焔魚頭」を堪能してください。インパクトがあり、見た目がかなり派手。
なんとメニュー名の通り、目の前でスタッフさんが魚の頭に火をつけ、「ファイヤー!」と燃え上がるんです。口の部分からパックリ割っていただきます。味はもちろん、目でも楽しめる一品です。
湖南料理は、蒸し料理と発酵料理が特徴とお伝えしましたが、「火焔魚頭」は、発酵させた魚を蒸して、その上に湖南料理のポピュラーな調味料「剁椒(トゥジャオ)」をかけたもの。“蒸し”と“発酵”という湖南料理の魅力がギュッと詰め込まれています。
目の前で魚の頭が燃えている! インスタ映え間違いなし!
「火焔魚頭」の特徴は、大きくて白身の淡白な川魚の頭を使用している点にあります。なので、3~4人で食べるのが丁度良いかもしれません。
スープはめんつゆのような風味で魚の旨味が染み渡っています。湖南料理特有のストレートで突き抜ける辛さと酸味がマッチして、クセになる美味しさ。
鍋の手前に見えるのはイカ団子。モチモチしていて、魚とはひと味違う食感も楽しめます。手間暇かかったスープを一滴残らず堪能するためには、シメにビーフンを頼むのがおすすめです。
そうめんのようにツルツルとしたのどごし。
酸辣の酸っぱさと魚の旨味が麺に絡みつき、魚介のパスタのような味わいが楽しめます。
「ちょっと辛味や酸味が強い……」と感じたら、熊の容器がかわいいココナッツミルクを一緒に注文しましょう。ほどよい甘味と冷たさが、口内の辛味を緩和してくれます。
甘すぎず、大人も楽しめるココナッツミルク。大きなストローで飲みやすい。
1つ注意してほしいのは、普通に頼むと熊の容器で提供されないので、メニュー名に「小熊」という漢字で追記されている方をタブレットで選んでくださいね。
3/3