地中海やトルコの影響を受けた料理をコスパ良く味わえる
アルバニアは、食文化においてもイタリアやギリシャなどの地中海料理やトルコ料理に影響を受けていて、なんといっても物価が安く、周辺国にある料理を安く食べられるのもうれしい点です。僕がアルバニアに滞在中はケバブやピタ(ギリシャのサンド)、ピザなどをよく食べていました。
ケバブ店のスペシャルセット。白いディップがヨーグルトザジキ(ヨーグルトときゅうりのディップ)。海沿いの町ブローラにて。
ケバブ店では3〜4人分ほどはあるスペシャルセットがなんと1000レク(約1300円)! 驚きの安さです。ラムやチキンのケバブ、コフタ(アルバニア版ソーセージ)をパンやポテトと一緒に食べます。あっさりと酸味のあるギリシャ伝統のヨーグルトソース、ザジキのディップがクリーミーかつサワーで、ジューシーな肉料理に良く合います。
アルバニアの国民食「タブ・コシ」
アルバニア家庭料理で代表的なのが「タブ・コシ」。ラム肉を卵とヨーグルトソースで焼いた料理です。味は形容し難いですが、感覚的にはグラタンに近い料理かもしれません。
ラム肉には独特のクセがありますが、ヨーグルトのおかげで肉の臭みがマイルドになって食べやすくなりますし、肉自体も柔らかく仕上がっています。ヨーグルトの酸味と塩味、肉の旨味が効いていてとても美味しいですよ。
アルバニアのB級グルメの代表タブ・コシ(Tavë Kosi)。香草のオレガノやバジルを乗せて食べられている。
地元の人曰く、タブ・コシは昔特別な日に食べられていたそうですが、今は食べたいときに食べるように。僕は南部の町ジロカストラにいたときにタブ・コシを頼みましたが、500レク(約650円)でした。値段もヨーロッパとは思えない価格ですね。
タブ・コシはアルバニア料理店には必ずメニューにあるので、ぜひ注文してみてください。
3/6