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2024.10.17

ファッション

共通項は“感覚重視”!スタイリストと写真家のデニム談義「似た者同士が自然と仲良くなる」

[左]スタイリスト 梶 雄太さん。デニム=リーバイス スウェット=ギルダン ブーツ=エル・エル・ビーン キャップ=ニューエラ [右]写真家 地主 晴さん。デニム=シュプリーム カットソー=ノーブランド スニーカー=ナイキ SB

[左]スタイリスト 梶 雄太さん。デニム=リーバイス スウェット=ギルダン ブーツ=エル・エル・ビーン キャップ=ニューエラ [右]写真家 地主 晴さん。デニム=シュプリーム カットソー=ノーブランド スニーカー=ナイキ SB


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梶 雄太さんと地主 晴さんのデニム論には、ある共通点があった。それは、あれこれ悩むのではなく“感覚重視”だということ。

センスが似ている者たちは、やはり自然と惹かれ合うのだろう。

 いきなりだけど、デニムが似合う人って、感覚ではいている人だと思うな。言ってしまえば、何に合わせたらいいかとか必死に悩んだらいけないのかも。晴は実際、何も考えてないでしょ?

地主 はい。だいたい、いつもこの格好です。なるべく目立たないように、全身黒。

 目立ってるよ。雰囲気に独特なものがある。

地主 そうですか(笑)。

地主さんはこの日、フェードしたワイドデニムにスケボー仲間が作ったロンTを無造作にタックイン。上下のシルエットに変化をつけて、オールブラックの装いを自分らしく仕上げた。スケシューへの裾のクッションもこなれている。

地主さんはこの日、フェードしたワイドデニムにスケボー仲間が作ったロンTを無造作にタックイン。上下のシルエットに変化をつけて、オールブラックの装いを自分らしく仕上げた。スケシューへの裾のクッションもこなれている。


地主 デニムでいえば、ボロボロになってもはけるから好き。そこに行き着くまでの過程が楽しいし、スケボーするときも調子いい。

 そのラフさが魅力だよね。ちなみに昔から仲良しだけど、晴のラフなところが格好良くて、例えばシャツを着ている姿なんて見たことがない。 梶さんは「オーソドックスに、気負いなく」をコンセプトに、残暑でも気持ちいい薄手「551Z」をチョイス。トレードマークたるドジャースキャップの色ともリンクする。さらに足元は「雨が降りそうだったから」と、レインブーツを合わせた。やはり気負いはゼロ、である。

梶さんは「オーソドックスに、気負いなく」をコンセプトに、残暑でも気持ちいい薄手「551Z」をチョイス。トレードマークたるドジャースキャップの色ともリンクする。さらに足元は「雨が降りそうだったから」と、レインブーツを合わせた。やはり気負いはゼロ、である。


地主 中学2年生で初めて好きな子に告白したときはシャツを着ましたよ。あ、ちょうどそのときに青いデニムもはいてました。今思い出した。ただお洒落しよう!と特別意識したわけではないです。

 いい話じゃん。やっぱり感覚が大切。それが着こなしに表れて、似た者同士だと自然と仲良くなる。20歳以上離れた僕らが、そうなのかもね。
梶 雄太さん●1974年生まれ。スタイリストとして活躍する一方、2020年からはサンセ サンセのディレクションを開始。自身が編集長を務めるマガジン「編集長」は2号目が発刊されたばかりで、地主晴さんの写真も掲載される。yutakaji_
地主 晴さん●1997年生まれ。写真家HALとして精力的に作品を製作し、今年9月に渋谷のトランクホテルにてグループ展「宝船」を開催。父は梶さんとも親しい写真家の地主晋さん、母はマディソンブルーの中山まりこさん。haldeadstock

OCEANS11月号「NEWSなデニム」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック


山本 大=写真 増山直樹=編集・文

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