OCEANS

SHARE

ギャンブル依存症になったら相談機関に頼る

ーー今後、日本の法律が変わり、カジノができるようになった場合、ギャンブル依存症の人は増えると思いますか?

ギャンブル依存症の人は増えると予想しています。家族の人が依存症になった場合は、恥ずかしがらずに家族会や自助グループに相談してください。自分たちだけで解決しようとすると悪化してしまうので。

ーー今後、ギャンブル依存症に対してどのような取り組みをしていく予定ですか?

私たちは、依存症が自己責任扱いされているのを問題視しています。そもそも、ギャンブルは国が許可している産業です。マイナス部分の社会的コストから目を背けずに、有効な対策を打ち出すように働きかけていきます。


最近はスマホ1台で簡単にギャンブルができるため、普段の行動より金銭面で発覚することが多い。無理に行動を制限したりお金を管理したりすると症状が悪化するため逆効果になる。

家族にギャンブル依存症の人がいたら、抱え込まずに周りの人に頼ったり家族会や自助グループに相談したりしよう。

アントレース、久坂部多月=取材・文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。