【船テンヤ、ジギング】
テンヤ、ジギングに関しては陸からの釣りと同じで、仕掛けのセッティングは変わりませんが、投げるのではなく、真下に落として縦に誘う「バーチカル」な釣り方になります。
・時間 一日中。遊漁船によって朝便、夜便があります。
・仕掛け 基本的に遠くに投げないのでキャスティングリールではなく、ベイトロッド&リール(両軸リール)を使います。パワーを必要とする釣りで、スプールに直接ラインを巻く構造のため、アタリを把握しやすいのが特徴です。
水深が100m前後のポイントもあり、潮も速くなるのでテンヤ、ジグは150〜200gのものを使う。
船長が魚探の反応を見ながら狙う棚をアナウンスしてくれるので、それに従って仕掛けを落とすのが、釣果を伸ばすポイントです。
カウンター付きのベイトリール。今何mの深さにあるのかが分かるカウンター付きのリールを使うのがおすすめ。
・釣り方 テンヤ、ジグを動かしながら上に上げていき、アタリがあったら掛ける。タチウオがどのような姿勢で仕掛けを咥えているのかを把握して、タイミングよく掛けることが大事。テンヤは、エサだけ上手く食べられてしまうこともよくあります。
【天秤】
関東の方で主流な釣り方。
・時間 夜明けから日没。
・仕掛け テンヤ、ジグの代わりにオモリと天秤釣り用の仕掛けをつける。エサは、サバやコノシロの切り身などを使います。
・釣り方 船長の指示棚に従い、下から上にしゃくってはステイを繰り返し徐々に上げていき、小さいアタリがあったらそのまま誘い続けて、大きく引き込まれるようなアタリがあったら合わせます。タチウオがついて上がってきて、しっかり食い込むまでの駆け引きが長く楽しめる釣り方です。
このように船でも、いろいろな釣り方があります。
遊漁船によっては、他のお客さんと仕掛けが絡まるトラブルを防ぐために「テンヤ専門」「ジギング専門」と統一していることが多いので、事前に調べてから予約しましょう。
東京湾のタチウオ船団。
人それぞれ好きな釣り方があると思いますが、私は特にテンヤ釣りが好きで、陸からも船からもテンヤで狙うことがいちばん多いです。
ゲーム性が高く、上手い人は飛び抜けた釣果を叩き出します。
タチウオ釣り大会もたくさん開催されていて、数釣りでは半日で100本以上釣り上げる人もいます。私は中の下レベルですが(笑)、いつもそれなりに満足しています。
小ぶりですが、たくさん釣れました!
スーパーで買うとそこそこいい値段がする高級魚なので、ご近所さんにお裾分けすると、とても喜んでもらえます。
釣ったばかりの新鮮なタチウオ。
そんなタチウオを釣ったら……どう料理するか?
今回もおすすめのタチウオ料理を紹介します!
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