まるで、ストリートで映える高級スニーカー
前後ともLEDライトが備わる。
エクステリアデザインは大きく変わった。
最近の“日産顔”が採用されたのはもちろんだが、同社が言う「ストリートで映える高級スニーカーのような洗練されたデザイン」は、確かに街履きにぴったりに見える。
スマートフォンのワイヤレス充電やUSBタイプCポート等が備わる。
インテリアも、現行型の面影はほとんどないと言えるほど進化を遂げている。
メーターとインフォメーションが一体となった横長のディスプレイが据えられ、エクストレイルなど上級車に採用されている快適なシート(グラビティシート)がキックスとして初めて採用された。
また、ノートオーラのように、ヘッドレストにスピーカーが組み込まれるBOSEサウンドシステムも用意されている。だからドライブ中の音環境がグッと楽しくなるはずだ。
そのほか、日本のキックスには搭載済みの、先進運転支援機能「プロパイロット」もアメリカで初めて採用されている。
新型もクラストップレベルの広いラゲッジが備わりそうだ。
数年後の日本に現れるときに異なるのは、やはりパワーユニットだろう。アメリカでは2Lエンジンが選ばれたが、おそらく日本仕様は、エンジンで発電してモーターで走るe-POWERが搭載されるのではと予想できる。
ただ、現行型ではノートと同じ1.2Lエンジン+モーターだが、同社のセレナは1.4L+モーターが選ばれた。果たして新型キックスはどちらを選ぶのか?
日産顔のボクシーなデザインとなった新型キックス。
その辺は本当のタイムマシンに乗らないとわからないが、未来の日産キックスはどうやら相変わらず、日本の街乗りにちょうど良く、家族や仲間と遠出しても道中が楽しくなるし、雪が降っても安心できることは見えてきた。
数年後、といってもそんなに遠くない未来に、そんな一台をガレージに迎えられるかもってことを、頭の片隅に置いておきたい。