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発起人、小山内 隆が語る「今、このイベントが必要な理由」

小山内隆さん

イベントの発起人である編集者の小山内隆さん


自身もサーファーであり、サーフライフスタイルマガジンの編集長も経験しながら、長年に亘りオーシャンズと共に「海」のことを考え続けてきた小山内さんがなぜ、ビーチイベントを実施するのか?

「『OCEAN FEST JAPAN』は、都会に暮らす子供たちに、海での楽しい体験を“安全な環境下”で提供するイベントです。

サーフィンやビーチクリーンなどのプログラムを通して1日を楽しく過ごしてもらい、“海を自分ごと化”していける機会を目指したいと考えています」。(小山内さん ※以下カッコ内はすべて)

会場は、関東随一の美しいビーチと言われる千葉県勝浦市の守谷海岸。

会場は、関東随一の美しいビーチと言われる千葉県勝浦市の守谷海岸。


「現在は千葉県勝浦市の守谷海岸をメイン会場に、10月19日(土)を開催日、11月16日(土)を予備日として最終調整をしています」。

今なぜ、“海を自分ごと化”する必要があるのか?



「近年、日本の海やビーチから届くニュースには未来を案じるものが少なくないためです。

そのなかには“海離れ”、⻑年にわたる海水浴客の減少トレンド、予算難による公立学校での“臨海学校の減少”、豊かな自然体験を持つ育児世代(30〜40代)の減少によるその子供たちの“自然体験減少の危惧”、収入格差による“体験格差”、などがあります。

また“右肩下がり社会”が進むと言われる時代に親となり、『我が子をどのように育てよう』と自問した保護者は少なくないと思います。

さらに、今の子供たちが多様性に富む未来社会を生き抜くために大切だと言われるのが『非認知能力』。その力を育む自然体験を求める育児世代がいながら、海がその求めに応じられていない状況は、いわば“社会問題の一つ”と言えるのだと考えます」。

小山内さんが取材で訪れたLAやハワイでは、海と日常の暮らしがとても近い位置にあった。

小山内さんが取材で訪れたカリフォルニアやニュージーランドでは、海と日常の暮らしがとても近い距離にあった。


「そこで『OCEAN FEST JAPAN』では、普段の暮らしのなかでは自然体験を得がたい都市部に住む未来世代に、海での楽しい時間を提供していきます。

さらには『未来世代』を中心として、海に囲まれた日本の海岸を楽しい場所へ再生する『人のつながり』の創出を目指します。

しかも参加費は無料です。なぜなら、経済的な面から子供に自然体験を提供しがたいご家族にも、門戸を広げていたいからです」。

サーフィンやシーカヤック、海の生き物に触れる磯遊びにビーチフラッグ、ビーチクリーンで拾ったプラゴミを素材とする創作。子供たちがそんな海ならではの楽しさに触れ、そして成長し、社会へ羽ばたくことで、今よりも海や自然にやさしい社会になるのではないか。

そんな思いを込めたイベントだと小山内さんは言う。


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