『教場』のストーリーをおさらい
木村拓哉扮する鬼教官・風間公親が、警察学校の生徒たちを厳しい指導で立派な警察官へと成長させるストーリー。
しかし、警察学校は適性のない者をふるいにかける場でもあり、警察官として相応しくない生徒は、容赦なく辞めさせられるのだ。
ドラマでは厳しすぎるのでは? と思ってしまうかもしれないが、そうではない。
なぜなら警察学校を卒業し警察官になったら、市民の命を背負うことになり、そして凶悪犯に殺される可能性だってあるからだ。
「その覚悟はあるのか!?」と生徒たちに迫る風間。
風間自身、部下を凶悪犯に殺された過去がある。自分の右目も刺されて義眼になってしまった。
その経験があるからこそ、将来教え子が同じ過ちを繰り返さないために厳しく指導する。命がけの仕事だからこそ、生ぬるい指導をするわけにはいかないのだ!
『教場Ⅱ』に出演した俳優・濱田 岳さんをまねるモノマネ芸人の永田佑輝さん。ドラマでは生徒として成長を遂げ、真の警察官になる役を演じきった。
これまでに、3作品がドラマ化されている。
『教場』(2020年放送)、『教場Ⅱ』(2021年放送)では、木村さんは警察学校の教官役として登場。
『風間公親-教場0-』(2023年放送)では、新人刑事の指導官として活躍する。
ドラマ『教場』の再現イメージ。「警察官にとって一番大事なこと? 見て見ぬフリをしない人間になることだ」という名セリフも、ドラマから生まれた。
スペシャルドラマ『教場Ⅱ』(前編)のワンシーンを再現。白バイ隊員を目指す濱田岳。プールの授業で耳を負傷し聴力が落ちる病気にかかってしまう。しかし、白バイ隊員にとって聴力は必要不可欠、このままだと白バイ隊員になれないと思い、耳が聞こえていると嘘の報告をしてしまう。それを見抜いた風間が「上司に嘘の報告」をし、耳が聞こえにくい上で白バイ隊員になろうとする濱田岳に退職届を叩きつけるシーン。指摘され、自分の心の弱さを知った濱田岳は改心し、耳も治療し立派な白バイ隊員になるのである!
このドラマでは、誰もが人間としての弱さやトラウマを持ち、それを克服することで成長できると学べる。
ドラマの中で、こんなセリフがある。
「人は誰も過ちを犯します。その過去から、逃げるのか、背負って生きていくかで、人生は変わる」。
私自身の話になるが、ある番組で木村拓哉さんご本人の前で自分をアピールできるという大チャンスをいただいたことがあった。
何とか面白おかしくしなきゃ!!!
気持ちだけが先走って全てが空回りし、大失敗に終わった……。
自分の実力のなさを痛感し、オンエアを見るのが怖くて、しばらくその過去に向き合えない自分がいた。
しかし!
このままじゃダメだと、40歳手前で新しいことを始めた。
2年間がむしゃらに、インパクト料理動画にチャレンジしてみた。
ありがたいことに、現在ではSNSのフォロワーさんが17万人にまで増え、最近では本業のモノマネとコールセンターのバイト以外に、料理系のお仕事をいただけるようになった。
失敗を経験して逃げていた自分がいたが、それを受け止め背負い、新しいことにチャレンジして、今ではあの失敗があってつまづいて良かったなと思っている。
また木村拓哉さんにお会いできる機会があれば、感謝の気持ちと「あのときはすいませんでした!」「あれからヘンテコな料理いっぱい考えました!」と伝えるのが今の私の目標である。
Instagramでこんなことやってます(笑)。
心の弱さを克服し、成長することの大切さが学べるこのドラマ。
ぜひ、チェックしてみてね!
3/3