購入して半年経った実際の使い方
アメリカでApple Vision Proを購入してから半年ほど経ちましたが、現在の使い方としては、読書や3D対応動画コンテンツの視聴、iPhone 15 Proで撮影した写真や動画の再生などが多いです。
例えば、電子書籍などのコンテンツを読むときは、Apple Vision Proを巨大ディスプレイのように使っています。
そうすると、ページが視野全体に大きく広がるように表示されるので、想像以上に読書が捗ります。
また動画は、「Apple TV」アプリや「Disney+」のプレミアムプランなどで配信されている、3D対応動画コンテンツを視聴しています。
これが本当に解像度が良すぎて、臨場感……というよりも、今までにない没入感があって凄いんです。
もちろん以前からVRゴーグルというものは存在していて、僕もmeta社から出ている最新のものを所有しています。
他のものは「あ、こういうコンセプトをやりたいんだな」と、頭で理解するワンクッションがある感じ。どうしても映像の鮮明さに欠けるため、何をしてもリアルさに欠けてしまうところはあります。
でもApple Vision Proは、空間に完全に入り込んでしまって、「異空間にワープした」ような感覚になります。
崖から落ちそうな感覚に。写真提供:Apple社
「Apple Immersive Video」と呼ばれるAppleが配信するApple Vision Pro用の映像のコンテンツでは、崖の上にいるシーンがあるのですが、それこそ下を向いたら自分が本当に崖から落ちてしまいそうで、実際に怖い!という感情になります。
歌手のアリシア・キーズさんが自分のためだけに歌ってくれているような錯覚に。写真提供:Apple社
同じくApple Immersive Videoに、歌手のアリシア・キーズさんのコンテンツがあります。
あるレコーディングスタジオで、彼女が僕に目線を送りつつ歌ってくれるというものなのですが、それは本当に、彼女と同じスタジオにいて、あたかも自分に向けて歌ってくれているような感覚になります。
さらに雑談の風景の中にいるので、彼女とは軽い友達なんじゃないか、と錯覚しそうになるほどです。
動画コンテンツを楽しむ以外にも、iPhone 15 Proを使って自分で撮影した写真や映像をApple Vision Proで見るのもおすすめです。
iPhone 15 Proの「空間ビデオ」機能を使って撮影したものは、自分で撮影したものでも、3Dで見ることができるんです。
被写体が目の前に実在しているかのように再生されるので、お子さんの成長記録や旅行の記録など、大切な思い出をたくさん撮影しておくと、見返したときにすごく感動すると思いますよ。
5/6