OCEANS

SHARE

  1. トップ
  2. 「間違いないSUV。でも人とは違う一台を」。そんなワガママ叶える「パンダ」と「カプリ」の新型

2024.08.21

「間違いないSUV。でも人とは違う一台を」。そんなワガママ叶える「パンダ」と「カプリ」の新型



使い勝手もサイズ感も間違いないSUVが欲しい。でも、みんなと同じは嫌なんだ。最近、そんなあまのじゃくな車好きにチェックして欲しい名作のニューモデルが立て続けに発表された。

いずれも正式な発売日はまだ公表されていないが、“あの名作”のアップデートモデルとなれば、早めにチェックしておきたい。

【写真13点】「フィアットパンダとフォードカプリのニューモデル」を写真でチェック

初代への敬意と現代らしさを兼ね備えた「グランデパンダ」

フィアット「グランデパンダ」。充電ケーブルはフロントグリルに収納される。

フィアット「グランデパンダ」。充電ケーブルはフロントグリルに収納される。


まずはフィアットの「パンダ」。

1980年に登場した初代は今も日本で根強い人気を誇る。その後2代目が2004年に、2013年には3代目も日本へやってきたが、残念ながら日本では昨年末に販売が終了した。

バックドアには「FIAT」、サイドには「PANDA」の文字が浮き彫りされている。

バックドアには「FIAT」、サイドには「PANDA」の文字が浮き彫りされている。


ちなみに3代目パンダは本国イタリアでは販売継続中で、登場から10年以上経つにもかかわらず未だに販売台数でトップクラスに輝く超人気車だ。

そんな名作「パンダ」の最新作は「グランデパンダ」と名付けられた。初代と比べれば若干大きくなったが、それでも全長3990mmというコンパクトなボディに5人まで乗れる。初代と同じく“街乗り”がコンセプトだ。

リサイクルプラスチックや竹の繊維などが用いられたインテリア。

リサイクルプラスチックや竹の繊維などが用いられたインテリア。


その姿を見れば、パンダ好きなら初代の面影を色濃く感じるだろう。

さらに言えば、少し車高の高いフォルムや前後バンパー下に備わるスキッドプレートは、初代の中でも4WDの「4×4」を思い起こさせる。しかもサイドボディやリアゲートには、やはり4×4のように文字が彫り込まれている。



一方で、直線基調のフロントマスクは初代同様だが、フロントグリルはモザイク状になっていて、ライト類と「FIAT」の文字が紛れ込んでいる。

またダッシュボードも初代のように横長のシンプルな形状で、メーター&操作スイッチパネルが載っかるところまで再現されているが、メーター&操作系スイッチパネルはディスプレイ方式になっている。

助手席前のダッシュボードは、初代同様、ポンと小物を放り込めそう。

助手席前のダッシュボードは、初代同様、ポンと小物を放り込めそう。


こんな風に、40年以上も前の初代へのリスペクトがしっかりありつつも、きちんと時代に合わせてアップデートされているグランデパンダ。

もちろん動力源も現代的で、BEV(電気自動車)バージョンとハイブリッドバージョンが予定されている。

プレスリリースに「新ファミリーの第1号車」と紹介されているが、それって派生モデルもあるってこと!? 続報を待とう。

プレスリリースに「新ファミリーの第1号車」と紹介されているが、それって派生モデルもあるってこと!? 続報を待とう。


「BEVで2万5000ユーロ未満(約400万円)から」と具体的な価格まで想定されているから、市場に現れるのはそう遠くはなさそう。

日本でのパンダ人気はイタリアにも届いているだろうから、グランデパンダもきっと日本のファミリーのもとへ届けられると信じたい。


2/2

次の記事を読み込んでいます。