当時のデザインや配色の素晴らしさに惚れ込んで
「今思えばいい思い出ですね」。そう苦笑する宮本さん。アクシデントには見舞われたものの、この車を購入したことに後悔はない。
「もう7年くらい乗っていますが、やはりビジュアルが最高ですね。特にフォルムが絶妙。カクカクして見えますが、ところどころのディテールに丸みがあるので、尖った感はありません。丸目のライトも洗練された雰囲気で好きです」。
コロナバンの配色も「絶妙」だと宮本さんは讃える。
「ウィンカーのオレンジ、ブレーキランプのレッド、そしてボディのライトブラウン。この暖色系のグラデーションがいい。
車体にあしらわれた“コロナ”の書体も大好きなんですよ。現代にはない当時の独特な雰囲気がある。昔の字体っていいですよね」。
魅力的なのは外装だけではない。車内に目を移してみると当然’80年代らしいディテールが満載で、至るところから懐かしさが漂う。
「メーターのデザインやアイコンのマークも懐かしくて面白いんです。ラジオもエアコンも当時のままですが、いまだに現役。ただエアコンは温風のみなので冷房を外付けしています」。
内装でいえば、ハンドルもお気に入りポイントのひとつだ。
「細めで握りやすいし、ブーメランのような形が可愛いですよね。クラクションのデザインも懐かしい」。
3/3