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日本のモノ作りの真髄を感じられる旧車

外装も内装も大半が純正で、必要最小限のカスタムしかしていない。それにも理由があるという。



「日本のモノ作りが好きなんですよね。車だけでなく、洋服や時計も。当時国内で作られたプロダクトを目にすると、技術力の高さに驚かされます。’80年代の車がこんなに状態良く残っているくらいですから」。

旧車はメンテナンスや取り扱いが大変なのも事実。それでも宮本さんは、この車に乗り続けたいと語る。



「どんなに手がかかってもいいんです。メンテナンスも苦ではありません。ガソリンスタンドに寄るたびに、クラッチオイルやブレーキオイル、エンジンオイルとオイル系はすべてチェックしますし、補充用も常備していますよ」。



「僕にとって車は家族のような存在。旧車って、人間味があるんですよね。運転していると車の音でその日の好不調がわかる。体全体でそれを感じながら運転するのが楽しいんです」。


手がかかるからこそ愛着が増す。宮本さんは家族の一員として、これからもコロナバンに愛情を注ぎ続ける。

佐藤ゆたか=写真 菊地 亮=取材・文

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