バカンスのあるフランス生まれ“らしい” 「E-5008」

プジョー「E-5008」。7人乗りのBEVは珍しい。

続いてもプジョーから。E-3008より大きなSUV「E-5008」だ。

現行型である2代目「5008」は2017年に日本へ上陸しているが、E-5008はその3代目となる。今秋からヨーロッパで発売される予定だ。

大きいといっても日産「エクストレイル」ほどのサイズだから、取り回しに苦労はしないだろう。むしろ、7人乗れるこのサイズがE-5008を選ぶ理由のひとつになりそうだ。

2列目シートの中央を倒した状態。3列目シートの座面こそ繋がっているが、背もたれは左右で分けられている。

ラゲッジ容量は3列目シートを倒すと748L。2列目シートも倒せば最大1815Lまで拡大でき、2ｍまでの長尺物が積めるからショートボードも放り込める。

さらに3列目後ろのラゲッジ床長は42cmあるので、7人乗ってもバッグの2〜3個は十分積めるし、ラゲッジの床を垂直に立てれば、その下も収納スペースとして使えるので、スーツケースを載せられるという。

さらに3列目シート下にも“秘密の80L収納スペース”があるので、外から見られたくないものなども仕舞っておける。

湾曲した大型ディスプレイやトグル式ギアシフトスイッチなどE-3008とほぼ同じインテリア。

パワートレインはE-3008と同じく、3種類のBEVとマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド。

半自動運転含む先進運転支援機能や音声操作機能が備わるのも同じだ。ただしE-3008と違い、chatGPT（生成AI）も搭載する。

だから「今日のいい波はどこかな」などと行き先をAIに相談したり、同乗者とクイズを出し合って答えをAIに尋ねる、なんて具合にドライブをより楽しくすることができる。

さすがはバカンスのある国フランスの生まれ。旅行を楽しむ工夫は日本車より長けてるのかも!?　今秋予定のヨーロッパでの発売が開始されたら、さらに情報を仕入れたい一台だ。