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すべての写真を見る 私たちが生きていくうえで欠かせない「水」。夏場はこまめに摂っていても、エアコンの聞いた室内や冬場はついおろそかにしがち。
しかし、水には体のさまざまな機能をサポートする働きがあり、美容効果も期待できる。そう語るのはアクアソムリエの鈴木ルリ子さんだ。
今回は鈴木さんに、お水が体に与える影響や、自分に合う種類の見つけ方について伺った。
話を聞いたのはこの人! 鈴木ルリ子さん●一般社団法人日本アクアソムリエ協会理事。アクアソムリエ認定スクールアクアデミア主任講師。2008年にアクアソムリエ資格、2019年には、米国のウォーターソムリエの資格を取得。2024年には海外のミネラルウォーターアワードの審査員も務める。テレビ、ラジオ、雑誌など数多くのメディアにて、ミネラルウォーターや水についてのノウハウを紹介している。
「水」は生きていく上で必要不可欠
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ーーまず、水は体にどんな影響を与えているんですか? 水は体の血圧や血糖値を一定に保ったり、体温を調節したりする働きがあるほか、消化や排せつを促す役割も担っています。
標準体型の男性の場合、体内の60%は水分です。主に血液として体内を循環していますが、60%の水分が維持できていると血液の循環が良くなります。栄養を体全体に運ぶ働きや、不要な老廃物を尿や便、汗として体の外へ排せつする働きがスムーズに行われるわけです。
排せつ機能はウイルスも排除する役割も担っているので、冬場の病院では風邪などのウイルス対策として加湿器を置いているんです。
ーー病気の予防としても水は欠かせないのですね。 水分が足りていないと、免疫力の低下につながります。脳梗塞や心筋梗塞、痛風など、主に血液系の病気には水分が関係しています。栄養バランスや運動も大切ですが、水分補給も忘れずに行ってほしいですね。
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