大切な競技機材と一緒に走る喜び。自分だけの移動基地
「唯一の欠点は、東京など都市部での取り回しと駐車です。この大きさですから平面にしか置けない。オーバーフェンダー含めて2m近い横幅なので、狭い道も苦労しますが、その存在感自体がこのクルマの魅力だと思っています」。
村田選手にとって、遠征を含めた移動も仕事の一環。いかに自分の気持ちを整え、競技に集中するかが重要だ。プロとしてどう競技と向き合うかを考え、導き出した結論が「好きなクルマに乗って移動する喜びを大切にする」ことだという。
一般的なユーザーでは持て余してしまう荷台も、商売道具である大切なボードやウェットの格納スペースになり、映像記録を残すための機材を運搬するのにも重宝している。
地球上で最も険しいトレイルで、過酷なオフロード性能試験をクリアしたクルマのみに与えられる「Trail Rated」の称号を持つ「グラディエーター」。キャビンの快適性を損なわない積載能力を誇り、水深762mmまで耐えられる渡河性能も併せ持つ。変わりゆく気象や波にも負けない移動基地のような安定感と安心感を与えてくれる。
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