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家づくりアイデア①

開放的で重厚感のある、落ち着いたリビング。



「間取りを変えれば広い空間を作れるじゃないか」。その言葉どおり、スケルトンリノベーションによって完成したのは、約38畳から成る開放感たっぷりのLDK。

「広いリビングにずっと憧れがありました。ここは元々4部屋あったのですが、空間を遮る壁を取っ払って空間をひとつなぎに。さらに躯体現しによって天井を30cmほど高くしたため、より開放的なスペースになりました」
 


“広いリビング”を、より広く見せる工夫は躯体現しだけに非ず。造作家具も、その一翼を担います。

「家具を見繕うのって、結構大変じゃないですか。僕はそもそも備え付けの家具が好きというのもありますが、最初から同じトーンで揃えられた家具の方が良いなと思っていたので、だったら家具も<HAY hutte>の安井くんにオーダーしようと。壁に一体化するように、出っ張らないように作ってもらいました」
 


休日になると、登山にクライミング、釣りなどアウトドアな趣味を満喫している稲田さんですが、一方で「家族でアニメ鑑賞することもしばしば」とインドアな一面も併せ持ちます。そうやって目を向けたテレビの奥には、印象的な石材が壁一面に。


 
「空間をすっきりさせるために、内壁は基本的に白をベースにしていますが、少し変化をつけたくて。本来は庭など屋外で使用される天然の石ですが、無理を言って張ってもらいました」

材を切り替えたことで、開放的がゆえに閑散としがちな広いワンルームにメリハリが生まれ、表情豊かな空間になりました。


3/5

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