連載「フッチーの釣り日誌」とは…… 釣り歴10年のフッチーこと渕上万莉さん。
これまでずっと海釣りを楽しんできた彼女が、2年ほど前からハマっているのが「鮎の友釣り」だという。今回は、敬遠してきたというこの釣りに魅せられた理由を聞いた。
【写真21点】「キャリア10年の釣り女子がハマる鮎の友釣り」の詳細を写真でチェック 案内人はこの方! 渕上万莉(ふちがみまり)●大阪府池田市生まれ。大阪と和歌山を生活拠点に活動。InstagramやYouTubeで趣味の釣りと料理を発信。父親が経営する調理器具貿易代行会社の社員として働き、魚料理に特化した調理器具「FUCHIBITE」のプロデュース、販売も行う。バラエティ番組やローカル番組、BS番組等に出演。サンケイスポーツ新聞やボート雑誌などにも多数寄稿。
やってみると楽しい! 鮎釣りの魅力
こんにちは! “釣って食べて呑む”をモットーに、全国の海を飛び回るアングラー、フッチーこと渕上万莉です。
今回は、最近私が最もハマっている「鮎の友釣り」を紹介したいと思います。
夏になるとよく高級料亭で出される天然の鮎。キレイな水を好み、見た目も美しい魚なので、“清流の女王”と称されています。
鮎は河川の石についた藻を食べているので臭みがなく、内臓ごと調理して丸ごと食べるのが一般的。ほかの魚にはない独特な香りと美味しさがあります。
スイカのような匂いがするので、“香魚”とも呼ばれています。
先日、岐阜県の馬瀬川に鮎釣りに行ってきたのですが、その川の鮎は昨年、鮎の美味しさを競う「清流めぐり利き鮎会」というイベントでグランプリを獲得しました。
鮎の寿命は一年と短く、この短い期間の中で6〜7月は「若鮎」、8〜9月は「成魚」、10月半ば頃からは「落ち鮎」と呼ばれ、見た目も少し違いがあります。
6月に福岡県星野川で釣れた若鮎。体が白っぽく長細い体型。
7月下旬に釣れた成魚。体が黄色っぽく背ビレが長く、体高もある。
秋に釣れた落ち鮎。オスのお腹とヒレが赤褐色に変わる。
地域によって解禁日は異なりますが、鮎釣りができるのは毎年6月~10月末頃まで。
最近はルアーを使った「アユイング」という釣り方も流行ってきていますが、今回は代表的な釣り方である「友釣り」について紹介します。
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