OCEANS

SHARE

のかたのオススメ星野リゾートの温泉宿

界 雲仙

界 雲仙


長崎空港から車で約90分。雲仙天草国立公園内、標高約700mの雲仙温泉に2022年11月25日、「界 雲仙」が誕生しました。

温泉街に近づくにつれ、硫黄の香りが強まり、至る所で立ち上る湯けむりを目にします。

宿は「雲仙地獄」という高温の噴気(ガス)や熱水(温泉)が噴出する場所に面して立ち、ロビーをはじめ、全51室の客室が地獄に面したダイナミックな眺望を誇ります。



コンセプトは「地獄パワーにふれる、異国情緒の宿」。全客室がご当地部屋「和華蘭(わからん)の間」で、日本(和)と中国(華)とオランダ・ポルトガル(蘭)の文化が融合する長崎の文化を紹介します。

例えばステンドグラスの間仕切りや和紙のスタンドライト、長崎ビードロ(=ガラス)を使ったライト、波佐見焼や郷土の古賀人形など。

長崎は16世紀半ばから南蛮貿易で栄え、鎖国時代にも唯一海外に開かれた貿易港。キリスト教文化も色濃い地域です。



51室中16室は「客室付き露天風呂」と名付けられ、空間の半分以上を雲仙地獄を眺める露天風呂と湯上がり処が占めています。

湯船に満ちるのは、酸性、含鉄(II、Ⅲ)—単純温泉。よくあたたまる温泉で、肌がすべすべになります。鉄や硫黄などを含むpH2.8の酸性泉は雲仙地獄から湧出。日によって色が変化するのも楽しみです。

湯小屋でも温泉体験を。ステンドグラスから光が差し込む内風呂には、肩まで浸かれるぬる湯とあつ湯の湯船が並びます。交互に入浴すれば血行促進につながります。野趣あふれる岩造りの露天風呂は開放感満点。

入浴前に、界の湯守りによる「温泉いろは」体験をぜひ。雲仙の歴史や泉質を解説するほか、地熱を利用した約100年前からの給湯設備・燗付け(かんつけ)見学も行います。



朝食前に開催される「雲仙地獄パワーウォーク」がおすすめです。

これはガイドと共に雲仙地獄を1周する約1時間のアクティビティ。深い呼吸を意識しながら、普段よりも早足で全身を使ってウォーキングを行います。

全身が噴気に包まれたり、地熱を足元から感じたり、噴出活動を休止した「旧八万地獄」の広場に寝転んでヨガをしたり。

地獄パワーを全身で感じながら、今日のリラックスと明日への活力に満たされる温泉旅となることでしょう。



「ご当地楽」は「活版印刷体験」です。凹凸の活字を選び、活版印刷機を使ってカードに文字を転写して、世界にひとつの旅土産を作ります。

長崎は日本における活版印刷発祥の地と言われ、天正遣欧少年使節により活版印刷が欧州から島原半島にもたらされた歴史をスタッフが紹介します。


記事提供:星野リゾート

SHARE

次の記事を読み込んでいます。