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オフタイムに突撃!業界人“リアル私服”パパラッチ
アクマルさんは大学進学を機に来日し、日本在住13年になるが、子供の頃は日本についてほとんど何も知らなかったという。
日本で故郷のご飯にありつく機会はなかったが、お隣の韓国には本場のウズベキスタンレストランが多くある。大学院生時代は足繁く韓国に通ったという。
ナンはウズベキスタンの主食でもあるブレッドで、アクマルさんにとって欠かせない存在。
「ナンといっても、インド料理のナンとは別物でしょ? ウズベキスタンの中でも地域ごとに味や作り方が違うけど、サマルカンドのナンはあの土地でしか作れない。現地ではタンドーリ(窯型オーブン)で作るけど、生地がぎっしり詰まっていて、ひとつ1.5kgくらいある」。
レストランの立ち上げを夢見ながらも、大学院の卒業後は、当初の目的である貿易関係の仕事をはじめた。日本とウズベキスタンを繋ぐ自身の会社を立ち上げたのだ。
「中古タイヤの輸出などもしていました。それと並行して、2016年頃には、ちょうどウズベキスタンからの留学生も増えていたので、日本で留学生をサポートする仕事も始めました。僕が留学した頃は友人とふたりだったけど、その頃には年間50人くらいが日本に来るようになりましたね」。
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