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2024.04.26

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来日27年、新小岩・貴州火鍋の看板店長が「中国の人もお腹を壊す辛さ」にこだわる理由



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麻婆豆腐や青椒肉絲など、今や中華料理は日々の食卓に欠かせない存在。

だが中国は広い。我々の知らない料理はまだまだある。
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そんな料理を求めて今回訪れたのは、貴州出身の店主・林 敏(リン ミン)さんが腕をふるう新小岩の「貴州火鍋」だ。
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貴州の家庭料理を出す「貴州火鍋」

店主の林 敏(リン ミン)さん

店主の林 敏(リン ミン)さん


リンさんが来日したのは、1997年。深圳(シンセン・中国の4大都市のひとつ)で出会った日本人男性との結婚がきっかけだった。

「彼は長男だったから、義理のお母さんと同居したんだけど、そりが合わなくてね。離婚しちゃったの。でも、スポーツジムで今の主人と出会って。日本に来ていちばん良かったことは主人と出会えたこと。今は地元の貴州よりも日本が大好きだよ」(リンさん、以下同)。



そんなリンさんがお店を始めたのは2019年。それ以前は福建省出身の知人にお店を任せていたという。
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「その人が中国に帰るから、お店を返したいって言われて。じゃあ、自分たちでできるお店ってなんだろうと思って、慣れ親しんだ貴州の家庭料理を出すことにしたの」。

日本でも珍しい貴州料理は話題となり、テレビなどでも取り上げられた。ふるさとの味を求めて、在日の貴州人も訪れるという。

「お店をやるまで知らなかったけど、今は私のまわりだけでも400人ぐらいの貴州人が日本にいるよ」。
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