リアルの場でしか味わえない本物のサーフカルチャー
会場では『メニイ・クラシック・モーメンツ』のダイジェスト版が上映され、70年代のハワイやカリフォルニア、オーストラリアの美しい海を乗りこなすサーファーたちの姿が映し出された。
「やっぱり格好良いですよ。真似したくなります」と、プロサーファーとして活躍する土井唯史さんは、当時のサーフスタイルに憧れの眼差しを向ける。
「僕はロングボードの試合に出ていますが、サーフィンは競技ではなくカルチャーだと思っています。今日は、映画の時代を生きてきた先輩たちに直接話を聞くことで、“本物のサーフカルチャー”を体感しています。YouTubeの映像では絶対にわからないんですよね、本物のカルチャーは」。
マック山内さん。1981年に東京、横浜で行われた『メニイ・クラシック・モーメンツ』の上映会では、オープニングアクトを務めた。
ダイジェスト版が上映されたあとは、ハワイアンロックバンド「カラパナ」の音楽を、ウクレレ奏者・マック山内さんが演奏した。
カラパナの曲は『メニイ・クラシック・モーメンツ』の劇中でも流れており、70年代のサーファーなら誰もが聴いていたという。
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