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シトロエンの次世代の顔になる「ベルランゴ」

マイチェン後のシトロエン「ベルランゴ」。細い目からコの字ヘッドライトに変わった。

マイチェン後のシトロエン「ベルランゴ」。細い目からコの字ヘッドライトに変わった。


シトロエンのレジャービークル「ベルランゴ」も最近激変した一台だ。現在日本で活躍するモデルは2019年に日本へやってきており、2023年11月には3列シート7人乗り仕様も追加された。

ライバルはルノー「カングー」で、プジョー「リフター」とフィアット「ドブロ」と基本構造を共有している。

こちらが現在日本で活躍しているマイチェン前のベルランゴ。中央のシトロエンのロゴ(ダブルシェブロン)に連なる“細い目”はデイライトで、その下に凹みにヘッドライトがある。

こちらが現在日本で活躍しているマイチェン前のベルランゴ。中央のシトロエンのロゴ(ダブルシェブロン)に連なる“細い目”はデイライトで、その下に凹みにヘッドライトがある。


そんな兄弟の多いベルランゴのマイナーチェンジが昨年末に発表され、今年春から順次ヨーロッパ市場でショーウインドウに並び始めた。

マイチェン後も2列5人乗りと3列7人乗りがある。

マイチェン後も2列5人乗りと3列7人乗りがある。


従来の、細い目の下にヘッドライトが備わったどことなく愛嬌のあるフロントマスクは、シトロエンの新世代デザインに沿って大きく変えられた。以前紹介したコンセプトカー「OLI」に通じるライト周りが印象的だ。

この特徴的なフロントマスクは、同時期に発表された同社のコンパクトカー「C3」にも採用されていて、今後のシトロエンの顔になるようだ。

インパネ中央のディスプレイは10インチと若干大きくなった。

インパネ中央のディスプレイは10インチと若干大きくなった。


一方で、インテリアには大きな変更はないので、大容量のラゲッジやその上部にあるオーバーシェルフなど、従来通り遊びに使いやすい。

ちなみに日本では1.5Lディーゼルターボのみだが、ヨーロッパでは他に電気自動車(BEV)も含めて複数のパワーユニットがある。

日本のベルランゴがいつこの顔になるのか、電気自動車もやって来るのかは今のところは不明。少なくとも、いずれの3台も日本へやって来た際には、夏休み明けの教室のように、みんながザワつくに違いないだろう。

籠島康弘=文

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