夏休み明けの教室に、見慣れない奴がいるなぁと思ったら、え、アイツ!? これが夏休みデビューってやつか! みたいに激変した車がある。
しかもフルモデルチェンジでなく、マイナーチェンジで。
メガネからコンタクトレンズに変えた程度じゃない。服装も変わり、髪型も髪の色も……。そんな変身ぶりを果たしたのはフランスの3台。
果たして夏休み明けの教室ならぬ、日本市場にもデビューしてくれるのか?
【写真13点】マイナーチェンジで激変したフランス車3台を写真でチェック 顔面激変のルノー「クリオ」
マイチェン後のルノー「クリオ」(日本名は「ルーテシア」)。フロント左右の縦に入るデイライトが、細目になったヘッドライトとともに先進的な印象を与える。
まずは昨年春にマイナーチェンジが行われたルノー「クリオ」。日本では「ルーテシア」の名前で販売されている。F1由来の技術を用いた同社独自の「E-Techフルハイブリッドシステム」も搭載する全長約4mのコンパクトカーだ。
マイチェンで、コの字型だったヘッドライトは薄くシャープになり、フロントグリルが横に大きく広げられ、その中央には新しいルノーのロゴが備えられた。彫りも深くなった印象だ。
従来型「ルーテシア」の、昨年末から販売されているインテンスエディションフィナル。
インテリアでは、大きな縦型のディスプレイが目をひく。
従来型は7インチだったが、マイチェン後は7インチの他に、ナビ機能を内蔵した9.3インチのディスプレイも用意された。
もちろん従来通りスマートフォンの連携も簡単だ。
マイチェン後のクリオのインテリア。9.3インチの大型ディスプレイが目立つが、ダッシュボード等の形状自体は大きく変わっていない。
また本革を使わないなど、環境に配慮した内装素材が用いられたのも今回のマイナーチェンジの特徴のひとつ。
革の代わりにバイオ資源とポリエステル繊維から作られる素材など、サステナブルな素材が用いられている。
リアライトやリアバンパーも新しくなっている。
日本でもマイチェン後の新型導入が予定されているようで、昨年末には「現行モデルの生産が間もなく終了するのを前に」と特別仕様車の「ルーテシアインテンスエディションフィナル」が販売されている。
つまり、新型導入体制が着々と進んでいるってわけだ。そう遠くない日に、この新しいルーテシアにお目にかかれそうだ。
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