一般人が走る速度より速い「競歩」という競技
歩く速さを競う「競歩」。テレビで見ると、その速さがイマイチわかりづらいのだが、20km競歩では1km4分を切るスピードで“歩いている”。ランニングをしている人ならわかると思うが、これは一般人が“走る”速度よりも圧倒的に速い。
さらに、「両足が地面から離れてはいけない」などのルールがあり、違反が重なると、ゴール直前であっても失格になる。
「競歩は陸上競技の中で唯一、失格がある競技です。でも、それが魅力のひとつでもあるんです。というのも、競技の後半でも失格の可能性があって、最後の最後まで結果がわからない。最後まで諦めずにゴールを目指すことができるんです」(池田向希選手、以下同)。
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