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2. 「オークリー」のサングラス“KATE”

競技を支えるもうひとつのギアがサングラスだ。

世界陸上やオリンピックが行われるのは夏。炎天下の中、20kmも歩くのだからサングラスは必須だ。

「元々はサングラスや時計、帽子など、身につけるものが苦手というか、ストレスに感じていたのもあって、学生時代は何もつけないことが多かったんです。ただ、科学的にも目からの疲労があるということがわかって。社会人になってからはつけるようになりました」。



ここ1年ほど愛用しているのが、「オークリー」のKATE。

「競歩では、日差しが強いときは帽子の中に氷嚢を入れたり、水をかけたりするので、レンズが曇らないことが第一条件。それと、ほかの選手とぶつかることもあるので、衝撃によってずれることがないフィット感も重要です。僕にとって、この2つを兼ね備えているのが『KATE』なんです」。

競歩やランニング時につけるサングラスは、その場でかけて判断するのではなく、何度もシミュレーションを重ねた上で選ぶことが大切だと教えてくれた。

池田選手と同じように、スポーツ中にサングラスをつけるのは苦手という人もいるだろう。だが、池田選手は実際にかけてみて、思った以上にその効果を感じたという。

「結局、慣れてしまえばストレスもないんですよね。今ではサングラスをかけていて本当に良かったと思っています」。


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