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アウトドア装備バリバリの「スマート・コンセプト#5」

「スマート・コンセプト#5」。最大航続可能距離は550km以上を目指す。

「スマート・コンセプト#5」。最大航続可能距離は550km以上を目指す。


もう一台の気になる電気コンパクトSUVはスマートから登場。

「スマート・コンセプト#5」と名付けられているように、まだコンセプトカーなのだが、いかにも海や山へ誘うようなそのルックスを、無視するわけにはいかない。


 
フロントとリアに備わるスキッドプレートは、どちらもウインチを内蔵しているので、仲間の救出や自車の脱出時に使える。そんな脱出劇まで想定される悪路まで、コイツは行けるってことだろう。

さらに後ろに回れば、ルーフにアクセスしやすいよう格納式ステップを装備。だから荷物をたっぷりルーフに積みやすいし、なんならルーフテントを備えても容易に出入りできそうだ。

コンセプトカーだから観音開きなのかも知れないが、遊び道具を詰め込みやすいので、できればこのまま登場してほしい。

コンセプトカーだから観音開きなのかも知れないが、遊び道具を詰め込みやすいので、できればこのまま登場してほしい。


悪路をはじめさまざまな路面状況に応じて走れるよう5つの走行モードが用意される。

悪路をはじめさまざまな路面状況に応じて走れるよう5つの走行モードが用意される。


2つのスクリーンが並ぶインテリアは、それだけでも先進的だが、搭載されるAI執事によって、音声だけでカーナビやオーディオ、エアコンなどを操作でき、さらには天気やニュースなどを教えてもらえるようだ。

わずか1分でバッテリー残量10%から80%まで充電できるという。

わずか1分でバッテリー残量10%から80%まで充電できるという。


コンセプト#5のサイズは不明だが、「(スマート・ブランドの中で)最も広々とした」車で、「プレミアム・ミッドサイズSUVセグメントに参入」というから、メルセデス・ベンツならGLCくらい!? 

物理的なスイッチがほとんど見当たらないインテリア。宇宙船みたいだ。

物理的なスイッチがほとんど見当たらないインテリア。宇宙船みたいだ。


他のスマートもまだ日本未導入なので、コンセプト#5が日本にやって来ることは難しそうだが、でもこの見た目や、遊びに出掛けろと言わんばかりの装備は捨て置けない。

車名から「コンセプト」が外れて、正式に販売が開始される頃には、日本の車好きもこんな電気SUVを欲しているに違いない。

籠島康弘=文

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