“真っ黒スニーカー”が絶対来る!
小島 ニューバランス、アディダス、アディダスと来て、最後はナイキです。
平 いちばん好きなやつじゃん。
小島 いちばん好き?……まあ、そうだね(一同笑)。毎年3月26日はナイキが喧伝してきた「エア マックスDAY」。世界中のスニーカー好きが「今年は何が出るんだろう」と待ち構えている日なんですよ。
毎年完全なる新型が出るわけではないのですが、今年2024年は出ました。4つのビジブルエアを持つ「エア マックス Dn」です。ナイキといえばランニングシューズがそのルーツですし、イノベーションが企業風土。きわめてナイキらしいスニーカーだと思います。
平 文句なしのカッコよさ。履き心地はどうですか?
小島 今回「アトモス フィリピン」のオープンに、自分で履くスニーカーを2足持っていったんですね。4日間の旅。でも初日にこの「エア マックス Dn」を履いたらめちゃくちゃ調子良くて……結局もう1足のほうは履きませんでした。
マーケットリサーチも兼ねているので、かなりの距離を歩くんです。初日「ちょっと固いかな」と思ったんですが、履いているうちにどんどん良くなってきて。で、日本に帰ってきて、5日連続で履いてます(笑)。
売り切れている色があるかもしれませんが、この「エア マックス Dn」は限定ではなく、ずっと販売する定番モデルの扱い。定期的に在庫が補充されるはずです。
草賀 私も買いました。色はイエローです。
小島 今日持ってきた黒とは対極のカラーで、かなり派手なやつですね(笑)。モデル名にある「Dn」は「ダイナミックエア」のこと。前2つと後ろ2つのエアの空気量を変えることで、爆発的な推進力が生まれるそうです。
草賀 ナイキは“新しいもの”を生み出しますよね。いちユーザーとしていつも驚かされるのは、やっぱりナイキ。「エア モック」「エア フットスケープ」「エア ウーブン」……いつの時代も画期的なスニーカーを出してくるんですよ。
平 小島さん、セレクトありがとうございました。さてこの3人でいろいろなスニーカーを紹介してきましたが……これだけあれば、見ている人も何かしら刺さるものがありますよね。
小島 だといいですね。
草賀 僕なんか山のようにスニーカーを持っているけど、それでも欲しくなっちゃうから。
平 それはもう仕方ない。僕も、一生かかっても履き切れない量のスニーカーを持ってます。
草賀 うち(プレイグラウンド)のお客さんにもいるんですけど、毎回違うスニーカーを履いてお店にやってくる。「また買ったの?」って聞くと「だって、新しいのが出ちゃったから」。つくづく罪なアイテムだと思います。そこがいいんですけどね。
小島 ブランドの選択肢も増えましたからね。ちょっと脱線しちゃうんですけど、うちのお客さんを見ていると「真っ黒」のスニーカーの需要が高くて。どうやらビジネスタイムに、革靴代わりに履くらしいんですよね。一度スニーカーを履くとなかなか戻れない。
草賀 うちもそうですよ。やっぱり黒が売れる。でも僕が好きだから、こういうレインボーカラーのスニーカー(PG「ニューダスク」。
前回の対談を参照)を置いて、おすすめしているんです。
平 いやはや……脱線もありだと、スニーカーの話は終わりがないですね。いっそのこと、お酒でも飲みながらやりますか。一晩中しゃべっていられると思う(笑)。
小島 この「スニーカーハンター」企画、『朝まで生テレビ!』みたいにやってみますか? 大晦日から元旦でもいいかも。その年の個人的ベスト3を持ち寄って。
草賀 酒を飲みながらあれがいい、これがいいと。最高じゃないですか(笑)。
平 いろんな人と対談したいですね。若い人や女性、全然違うジャンルの人とか。
小島 女性は購買意欲も高いですからね。アトモスの店舗での実感として。
草賀 プレイグラウンドはユーズドも扱っているので、僕の感覚からするとお客さんは男性想定でした。でも今は全然そんなことなくて、多くの女性が購入してくれます。「ほかの子と被りたくない」のが理由みたい。
平 いやあ、時代は変わりましたね。我々も自分の“好き”を貫くのは大事だけど、アップデートしていかなくちゃですね。自分自身がヴィンテージにならないように。この「業界人スニーカーハンター」企画はこれからも不定期で続けていきますね。今後ともぜひよろしくお願いします!
小島・草賀 こちらこそよろしくお願いします!
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