② ベッカムのフォトTをカジュアルな白パンツに馴染ませる
続いて鈴木さんが選んだのは、精度の高いアーリークロスとフリーキックで何度もゴールをお膳立てしてきた稀代の名パサー、デビッド・ベッカムのフォトT。
やはり目を引くのはそのイケメンっぷり。ショートモヒカンのヘアスタイルも話題にのぼるほどで、2002年日韓ワールドカップ時には多くの若者たちが彼を真似したものである。
「ベッカムは、サッカー選手であり、ファッションアイコンでもある。しかも、このアイテムは程よく時間が経ち、ベースとなる黒のボディにもヤレ感や色のくすみが出てきていい。インパクトはありますが、いい生地感のおかげで着こなしやすいと思います」。
Tシャツ、Gジャン=ともに古着 パンツ=ナインティーンエスオー、シューズ=ヴァンズ
サイズはMで、鈴木さんにはジャスト。このサイズ感も考慮して、全体のバランスを考えたと鈴木さんはいう。
「Tシャツの印象を調整するためにGジャンを羽織るのもアリ。普段から着ているアイテムを合わせるとサッカー古着も取り入れやすくなります。
上下ともにジャストだと窮屈に見えてしまうのでボトムスにはゆとりのあるパンツを選びました」。
19SOの白パンツは単にワイドなわけではないところもミソだ。
「ウエスト周りやモモ周りは余裕があってカジュアルに仕上げていますが、膝下へ少しテーパードをかけていることでダラしなく見えません。クセが強いフォトTにもよく馴染むと思います」。
足元はお決まりのヴァンズ。Gジャンと同じ要領で、Tシャツ以外を馴染みのあるアイテムで固めることでサッカー古着との距離も自然と縮まる。
3/3