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ブガッティは、キックボードでさえ“スーパーカー”だ

ブガッティ「9’’ エレクトリック・スクーター」。マグネシウム合金フレームで構成され、重量は35ポンド(約16kg)。

ブガッティ「9’’ エレクトリック・スクーター」。マグネシウム合金フレームで構成され、重量は35ポンド(約16kg)。


さらに、あのブガッティの新車も、電動キックボードなら1200ドル(約18万円)から手に入れられる。

ブガッティといえば、14億円もするスーパーカーを販売するフランスの超絶スーパーカーブランド。それが18万円くらいからオーナーになれるのだ。

デッキサイドにも照明が備わり、リアには創立者のイニシャル「EB」のプロジェクションロゴを照らす。

デッキサイドにも照明が備わり、リアには創立者のイニシャル「EB」のプロジェクションロゴを照らす。


もちろん、単にブランドバッチを付けて終わり、なんかじゃない。

アメリカの電動キックボードメーカーとともに開発した同ブランド初の「エレクトリック・スクーター」は700Wのモーターを搭載し、クルーズコントロール付き3段変速を備え、走行モードをエコノミー/シティ/スポーツから選べて、パンクしても走行可能な9インチ・ランフラットタイヤを履く。

で、これが2022年に発表された「9’’ エレクトリック・スクーター」。9はタイヤサイズを示すようだ。

というのも、さらにプレミアムな「10’’ エレクトリック・スクーター」が2023年に登場したのだ。

ブガッティ「10’’ エレクトリック・スクーター」。9に対しレザーハンドルグリップの先端に2つの小型LEDライトが追加された。

ブガッティ「10’’ エレクトリック・スクーター」。9に対しレザーハンドルグリップの先端に2つの小型LEDライトが追加された。


その名の通り10インチタイヤを履くのだが、このタイヤには、パンクを自己修復する高度な接着剤修復機構が内蔵されているという。さらにモーターは1000Wまで拡大され、航続距離も9の約22マイル(約35km)から約35マイル(約56km)まで伸びた。

他にもリアスプリングショックアブソーバーを備えて乗り心地が向上し、新型のタッチスクリーンは4ケタのパスワードロック機構が備わり、安全に折り畳めるようにセルフロッキング折りたたみ機構等々が追加装備された。



それで1600ドル(約24万円)。億単位は出せないけれど、ブガッティのこだわりを少しでも味わえるこれなら自分も……と思ったら、ブガッティのオンラインストアを覗いてみては?

籠島康弘=文

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