履き口内側には“6-23-7. JINGUMAE. SHIBUYA. TOKYO”と金文字でプリント。2014年の創業当時と変わらずビリーズがヘッドショップを置く“シブヤ”の住所である。
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すべての写真を見る アッパーに“SHIBUYA”の金文字。それだけでもう欲しいアディダスであるが、尋常ならざるこだわりが詰まっているので順次説明していこう。
渋谷の名店ビリーズがオープン10周年を記念して製作したこの特別なプロダクト。ベースとなっているのは、60〜80年代から展開している「都市シリーズ」である。
ビリーズが拠点としてきた“シブヤ”への思いを託すに相応しい、歴史あるシリーズといえよう。
カラーは写真のホワイト×ネイビー、ネイビー×ホワイトの2色を用意。「青い服」が大好きな我々にとっては心底ありがたいカラーリングでもある。各1万6500円/アディダス オリジナルス(ビリーズエンター渋谷店 03-5466-2432)
アッパーは硬めのレザーでトウをスエードに切り替え。細身のフォルムと相まって、都市シリーズらしいクラシック感を漂わせている。
細部にはギミックあり。両足計12本のスリーストライプスのうち、左足内側の2本のみをアッパーと同色に変更。つまりぱっと見の10本線で、営業10年の歴史を表現しているのである。
ビリーズの歩みとともに、今や世界的なスニーカータウンとして知られる“シブヤ”の10年も、この一足が総括してくれたように思う。
OCEANS6月号「スタイルある男たち」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!