家づくりアイデア③
異テイストを調和させる、“3素材”の原則。
白壁とウッドを基調とした増山さんの住まい。絵になるほどの統一感の一方、表情の豊かささえ感じられるのは、ひと口にウッドといっても複数の種類を取り入れ、木目のパターンも木材を張るピッチも、さまざまな要素をミックスしているから。
「ウッドの表情に変化を付けつつ、なおかつ雑多には見せない。そのために、ベースとなる3つの素材を決めています。うちの場合は、オークと珪藻土と真鍮。この3素材との相性を前提にほかのマテリアルを選べば、逸脱した印象にはなりません」
増山さんの言葉どおり、面積を多く取る床の素材はオーク、白壁は珪藻土、照明やスイッチは真鍮製。印象の土台となる要素をぶらさないからこそ、全体が美しく調和します。
外壁は、時間が経つにつれてシルバーグレーに変化していくレッドシダー。
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