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▶︎すべての写真を見る 筋トレ経験者ならお馴染みの「プランク」だが、目的や効果がわからないまま何気なく取り組んでいる人も多いのではないだろうか。
そこで今回、lightwell gim 町田店の三谷 匠トレーナーにプランクを行うメリットや正しいフォームを伺った。
話を聞いたのは...... 三谷匠さん●ボディメイクコンテスト優勝をきっかけに、自動車ディーラーの整備士からトレーナーに転身。2019年、首都圏で6店舗を運営していたパーソナルトレーニングジムに入社。六本木店・立川店・町田店の店舗責任者、及び新人トレーナーの講師を務める。2022年には年間最優秀トレーナー賞を受賞。リバウンドなく30kg減した男性や、停滞していた状態から8kg減した女性など、実績多数。2024年3月に独立し、パーソナルトレーニングジム「lightwell」を設立。強みである”お客様一人一人のライフスタイルと体に合わせたトレーニング”の提供を行っている。
プランクは動かずに筋肉へ負荷をかける「静的動作トレーニング」
ーーまず、プランクとはどういう筋トレか教えてください プランクは「静的動作トレーニング」という、動かずに姿勢を維持することで筋肉に負荷をかけるトレーニングの一種です。地面にうつ伏せの状態で、両ひじとつま先をついて体を支え、頭からかかとまでを真っ直ぐに伸ばした姿勢を数十秒キープします。
一見簡単そうですが、正しいフォームで行うと、慣れない人なら30秒でもキツく感じると思いますよ。
ーープランクをすることでどこが鍛えられますか? 腹直筋を鍛えるというのが主なテーマになってきます。腹直筋を鍛えると腹筋に縦の線が出てきますね。
ほかにも、腹斜筋や腹横筋などの体幹周りの筋肉にも有効です。また、あまり知られていないのですが、プランクはボクサー筋とも呼ばれる「前鋸筋(ぜんきょきん)」にも働きかけるんです。
前鋸筋は体の側面、脇の下あたりの肋骨の上から肩甲骨の裏側にかけて位置している筋肉になるのですが、プランクで活性化させることで、肩甲骨の位置を補正する手助けとなり、肩周りの姿勢の改善や、肩こり解消にもつながります。
いざ前鋸筋を鍛えるとなると、初心者には難しいトレーニングが多いので、覚えておくと良いかもしれませんね。
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