NMN摂取はサプリメントが効果的

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――NMNは普段の生活で簡単に補給できますか？

NMNは牛乳をはじめ、ブロッコリーや枝豆など野菜にも含まれていますが、ごく微量。1日のNMN必要量（250～300mg）を食品で補うには相当量が必要で、現実的には無理があります。

そのためNMN自体を直接摂取することが理想です。点滴などもありますが、私たちの臨床試験からも、経口摂取したほうが効果的であると確認できていますし、安全かつ効率よく補うにはサプリメントが一番です。

――医薬品ではなく、なぜサプリメントなのでしょうか？

日本では2020年3月に食薬区分変更で「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品として判断しない成分本質（原材料）リスト」に規定され、NMNは医薬品ではないと定められました。

それをきっかけにNMN市場が形成され、サプリメントブームになったのです。

――NMNの効果はサプリメントで存分に発揮されるのでしょうか？

サプリメントは食品ですから、継続的に取り入れることで効果をもたらします。サプリメントの摂取でも先に示したような体内の働きの改善やエイジングケアに期待ができます。

――飲み続けると、どういったところから効果があらわれますか？

肌や髪がツヤツヤしてきたという声はよく聞きます。

個人的なことですが、私はNMNを摂取し始めてから2カ月程度で、適正体重に戻りました。サーチュイン遺伝子は壊れかけのDNAを修復しますから、活性化することで身体本来の機能を正常に戻してくれる効果があるということです。

この作用はエネルギー摂取が必須なスポーツ選手から、疲労が改善されないという方、いつまでも若々しくいたいという方まで、全員におすすめできます。

澤邊先生が株式会社CloudNine社と共同開発したNMNサプリメントは、肌へのエイジングケア効果を追求。肌が乾燥しがちな方の肌の潤いを維持する、肌の弾力を維持する、という2つの機能を備え、機能性表示食品として日本で初めて受理されたもの。NMN高純度99％。1日3粒（NMN125㎎）目安。Refeelas 90粒入 16200円／CloudNine　https://refeelas-nmn.com/

――NMNサプリメントを選ぶ際に気をつけたいことは？

以前、NMNが全く含有されていないサプリメントがメディアで問題視されていました。第三者の検定機関の承認などがあるサプリメントを選ぶようにしましょう。

――逆にサプリメントの摂取にデメリットなどはありますか？

一概にはいえませんが、NMNの純度が大切で、NMNの純度が低いとほかの成分が含まれていることになり、それらの成分がNMNの効果を真逆に働かせる恐れがあります。パッケージなどに記載されている純度も選ぶ際の指針にしましょう。

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60代になっても、40代の頃のようにアクティブに動ける。そんな、誰もが老化に抗える時代に突入しているのかもしれない。

市場には多数のNMN配合のサプリメントがエントリーされているので、それを見極める目も養っておこう。